文法なしで94%バイリンガルが育つ!オランダの英語教育3つの特徴

こんにちは!English24(イングリッシュ24)です

オランダの英語教育は日本ではあまり知られていないかもしれませんが、世界的に見てかなり成功しています。具体的には国民の94%がバイリンガルとなっているようで、子供たちに英語の早期教育をしていく上では参考にすべきところがたくさんあります。大きな理由を3つ取り上げながら、日本との違いなどを分析していきましょう。

💡この記事で分かること

・オランダの英語教育の現状
・オランダの英語教育が優れている3つの理由、制度、内容の自由、教員レベル

この記事を書いている筆者は、フィリピン在住5年、語学学校勤務3年の英会話講師兼アドバイザーです。数百人の留学生やオンライン英会話の受講生の指導をさせていただきながら、彼らと向き合ってきた中で得た知識と経験を元に、最新の科学論文に基づいた根拠を交えてお伝えします。

 

文法なしで94%バイリンガルが育つ!オランダの英語教育3つの特徴

日本ではあまり知られていないかもしれませんが、オランダは世界でトップの英語レベルの国です。EC(欧州委員会)のデータでは、15歳以上のオランダ人の94%以上がバイリンガルとのこと。日本からすると驚愕といったレベルですね。

もちろん、一概に日本と比較するのは難しいと思いますが、国民の94%というとんでもなく再現性の高いバイリンガル教育を実際に行っている国なので、これからの日本にとって参考になる部分はたくさんあると思います。

このような成果をあげるオランダの英語教育の特徴、以下の3つを日本の課題とあわせてみていきます。

 

・オランダの教育制度
・英語教育の内容
・英語教育を実施する教員のレベル

 

それぞれの特徴について詳しく解説していきます。

 

オランダの教育制度

オランダの教育制度では、義務教育の開始年齢は5歳(4歳の場合もある)で、英語教育は9歳までは任意であり、10歳からは必修のようです。つまり小学校3年生からの必修で、1970年代初期からこの形だそうですので、すでに50年近い歴史があり、成功している手法と言えます。

実際には小学校1年生からほとんどの学校で英語の授業が始まるようで、開始のタイミングについては世界の英語先進国のスタンダートが小学校1年生といっていいでしょう。

頻度としては小学校3年生からは週4回の授業が行われているようで、英語教育にかなりの時間を割いていると思います。

日本では今、ようやく2020年に小学校3年生からの英語の授業が始まっているわけですが、数十年前からオランダをはじめとする世界各国でこのような形が取り入れられてきました。

実際の現場では小学校1年で始まるケースが多いので、日本でも今後はさらなる早期化がなされる可能性はあるでしょう。また、重要という認識が高まれば授業時間数を増加したりということも考えられます。

いざそうなっても驚かない程度に、世界スタンダードの現状については知っておきたいところです。

 

英語教育の内容

オランダの英語教育の内容は実は一律ではありません。カリキュラムの指定がなく、学校単位で内容を自由に選べることが憲法で保障されています。これは注目したいポイントで、各学校で違う教科書などを使っているのに、全体の94%がバイリンガルになることに成功しているのです。

まず特筆すべき点としては、一切文法は教えないようです。これも一概には言えませんが、子供の早期教育では文法をやるメリットがあまりないと考えているのは筆者も同じです。筆者が指導してきた従来の留学などでも、15歳以下には文法は教えていません。

では会話練習をするのかというと、もちろんそうなのですが、なかなか面白い特徴があります。まず、小学校の教室で生徒同士は机を円形にして会話がしやすいようにし、教科書の表紙にはテイラースイフトが出てきて、みんなで歌を歌ったり踊ったり、といった英語の授業をするようです。

子供たちは英語の時間が楽しくてしかたないようで、オランダでは英語の授業がみんな大好きのようです。

小学校の授業は全て無料で行われ、教科書は支給されるものであり、理由があって宿題でも出されない限り家に持ち帰ることすらないとのこと。つまり宿題や家での自習などはさほど重視されていないようです。

そして、英語の授業はもちろん英語オンリーで行い、さらに他の教科についても英語で行うイマージョン教育が浸透しています。大学の授業などは完全英語で行われるとのことです。

日本でもすぐに取り入れて実施したほうが良い内容が多数含まれていると思います。言ってしまえば英語オンリーで洋楽を歌い、映画やYoutube動画などを見ながら楽しむような授業です。少なくとも英語嫌いの子供を量産してしまうよりは良いでしょう。

 

英語教育を実施する教員のレベル

オランダの英語教育においては、先生に求められる英語力も高い基準で設けられています。具体的には、大学での教員教育コースに進んでいくには、CEFRのB2レベルが必須とのことです。

CEFRのB2レベルというのは中上級といったイメージで、筆者の英語力もちょうどCEFRのB2レベルです。実際に教員になる場合はおそらく、C1以上の人ばかりになるかもしれません。フィリピン人の英語講師はC1レベル以上が基本です。

このような英語教員の基準があり、オランダ人の多くは高校卒業と同時にイギリスへ3年ほど留学して本格的に英語を学んだりするようです。そういう人が小学校の先生になります。

オランダでは1人の先生が複数の教科を担当するので、全ての小学校の先生がこのレベルの英語力をクリアしていることになります。

同じようなトップレベルの英語力を持つ国スウェーデンでも、先生に限らず高校卒業後に将来について考える期間を設けています。スウェーデンの英語教育についてはこちらの記事を参考にしてください。

 

さらにオランダの小学校の先生は、テイラースイフトのようなアーティストの歌を子供たちと一緒に歌い、映画などを見て楽しみながら英語を教えることができます。高い英語力だけでなく、いかに楽しい英語教育ができるかも重要な要素です。

日本の小学校3年生で行われているクラスは、今どのような感じでしょうか?英語の早期教育においては特に、先生のレベルを一気に求められてすぎると大変かもしれません。ですが、妥協できないポイントになってくると思いますので、小学校の先生は少なくとも英会話ができるのが当たり前、という状態を目指したほうが良いでしょう。

自身が英語を話せる上で、歌って踊れるような先生がオランダをはじめとする世界の小学校にいるわけですから、今後はこのあたりの実情が日本でも注目されることになるでしょう。

ちなみに、フィリピン人の先生は歌って踊れる英語の先生としては、筆者は最高峰の先生だと思っています。フィリピン人講師によるオンライン英会話は、少なくともオランダの教員の条件は全部超えています。こういった点を理解することで、今後の英語教育の姿が見えてくると思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

94%がバイリンガルのオランダですが、フィリピンの英語教育と多くの共通点があります。英語をどのように指導するか、日本では細かいことを考えすぎる傾向がありますが、フィリピン人の先生と楽しくレッスン、これがすでに答えと言えそうなくらい、オランダで行われている教育は参考になります。

英語教育において日本が優れている要素は文法に詳しいという一点だけですので、方向性を変える場合には、素直に他の方法を取り入れることも必要かもしれません。

それではまとめます。

 

文法なしで94%バイリンガルが育つ!オランダの英語教育3つの特徴

・小学校の3年生から英語は必修、実際には小学校1年生から授業がある。小学校では週4回の授業が行われる。
・カリキュラムの自由が憲法で保障されており、各学校で自由に教材を選んで、歌や踊りを交えた楽しむ授業が行われている。文法は一切教えない。
・小学校の教員は複数教科を担当し、最低でもCEFRのB2レベルの英語力で、自身も英会話ができて、かつ歌や踊りを交えて楽しく授業ができる。

 

オランダの英語教育は、バイリンガル育成に国家単位で成功していますので、日本でも参考にしながら個人の選択をしていきましょう。

コメント

  1. […] […]

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