記憶力に年齢は関係ない!何歳でもできるワーキングメモリの鍛え方

こんにちは!あなたの今すぐをかなえるイングリッシュ24です。

英会話の学習で暗記に悩んでいませんか?なかなか単語が覚えられない、覚えたと思っても、どうしても会話で出てこない。そんな特、もしかして年のせいかな?とか、自分がバカだから覚えられない、などと考えるのはやめましょう!記憶力について年齢を気にする人も多いですが、記憶力そのものは年齢とはまったく関係なく、衰えたりはしないことが分かっています。いやいやそうはいっても、年をとって物忘れが多くなった、どう考えても子供のほうが新しいことを覚えるのは早い、と思う方も多いでしょう。しかし、そこにはちゃんと理由があります。また、自分はバカだからなどと思うのは意味のないことで、特に記憶については、大人になってからでも鍛える方法がいくらでもあります。

記憶は年齢で衰えるわけではないですが、物忘れという現象は起きます。また、子供と大人ではそもそも記憶の仕方が違います。そして記憶力は鍛えられます。このようなことが分かると、暗記に対する苦手意識がなくなり、英会話においても前に進んでいくことができるようになります。今回は記憶力と年齢の関係について、科学論文を根拠とし、英会話の学習者の目線でわかりやすく解説します。

 

記憶力に年齢は関係ない!年齢で変わるものとは何か?

大人の方が英会話の学習を続けていくと、最近物忘れがひどくなった、なかなか覚えられなくなった、と感じることはよくあります。フィリピンで3年以上英語の指導にあたってきた中で何度となく生徒さんから聞き、その度にどうしたら暗記できますか?という質問をいただき、お応えしてきました。いつもお伝えしてきたことですが、まず先に知っておいていただきたいのは以下の3つです。

 

・子供と大人では記憶の仕方が違う
・記憶力は年齢によって衰えることはない
・年齢によって記憶の量は増え、時間感覚も変わる

 

記憶力が年齢と関係ないというのは意外に思われる方も多く、また他のことについては気づいてないという方が多いです。この3つは英語学習における記憶については重要なことですので、それぞれ解説していきます。

 

子供は丸暗記、大人は全体イメージから細部への応用

まず最初に、子供は新しいことをパッと覚えられるのに、大人になると覚えるのが難しくなるのはなぜか?について説明します。そもそも、子供と大人では実は、記憶の仕方が違うということが分かっています。子供の記憶は意味記憶と呼ばれていますが、簡単に言えば丸暗記が得意です。一方、大人になると脳は変化しエピソード記憶というのが得意になります。簡単に言えば、暗記よりも理解が得意になり、全体に当てはまる基本のルールをイメージ的に理解し、それを細部へ応用していくという知識の整理の仕方に変わっていきます。

例えば、These are books. という例文があった時に、子供は丸暗記が得意なので覚えるのは早いのですが応用が効かず、本をりんごに置き換えて文章を作ってみましょう、といってもよく分からないことがあります。These are apples. という文章をルールから導き出すのは苦手なのです。ですが、りんごについては、これはこれでまた新しい別の文章として暗記をするのは得意なのです。一方大人はというと、Theseが複数形であること、複数形に対応するBe動詞がare、bookにsをつけて複数形にする、という全体に共通の基本ルールをイメージし、それを他の文章にも応用することで理解します。These are books. さえ分かれば、他の単語を組み合わせて同じルールに当てはめることで、様々な文章を作ることができるようになります。大人になるとこのような応用ができるようになるのですが、丸暗記は苦手なので、新しい単語を大量に暗記するのはとても大変に感じます。

このように、子供と大人では暗記の仕方が違っており、その違いから、大人になると記憶力が衰えるかのように思えますが、丸暗記から理解と応用へと、記憶の仕方が変わっているだけにすぎないのです。この変化はおおよそ15歳あたりが境目と言われ、丸暗記が得意な子供の能力のピークは10歳前後と言われています。このような違いを知っておけば、子供と大人で英会話の学習方法を変えたり、注意点が違うということに気付けるようになったりします。では続いて、大人に焦点を当てた時、若者と年配の方で記憶力に差がなく衰えないということをみていきます。

 

若者も年配の方も記憶力は同じ、ただし思い込みで記憶力が低下する

年のせいで物忘れとがひどい、物覚えが悪い、ということはよく耳にしますが、現在の科学的研究では、年齢で記憶力は変わらないという見解が優勢となっています。2002年にアメリカのタフツ大学が行った実験をご紹介します。実験では18~22歳の若者グループと60~74歳の年配グループを集め、ある記憶力のテストを行いました。それは単語リストを見せて、その後に別の単語リストを渡し、前のリストと同じ単語が含まれているかを思い出して当てるというものです。この実験にはさらに1つ、面白い条件がつけ加えられていて、実験を説明する時に「年齢によって記憶力が衰えるかどうかを調べるために行います」と伝えた場合と、「言語能力を調べるために行います」と伝えた場合に分けて比較しています。結果は、「年齢で記憶力が衰えるかどうかを調べる」と説明された時は、正答率は若者が48%、高齢者が29%という結果でしたが、単に「言語能力を調べる」と伝えた実験での正答率は若者が49%、高齢者が50%と差がなくなったのです。

年齢で記憶力が下がるということを意識すると実際に下がり、そうでない場合は下がらないという結果です。現時点ではこの実験結果は正しく、記憶力は年齢によって衰えることはないというのが定説で、しかし本人の思い込みによって記憶力は低下するということが分かっています。単なる思い込みで大幅に記憶力が下がってしまうのは実にもったいないですよね?まずはこの事実を知って思い込みを捨てていきましょう。続いては、年齢によって変わっていく要素について説明します。

 

年齢によって記憶の量は増え、時間感覚も変わる

前項で記憶力そのものは年齢によって衰えることはない、という事実をお伝えしましたが、それでもまだ、実際の感覚として物覚えが悪い、思い出すことができない、と考える方がいると思います。どうしてそのような感覚になってしまうかと言いますと、記憶力が下がるのではなく、大人になると記憶の量が増えていくことと、時間感覚が変わることが関係しています。

まず、子供から大人になると、当然ですが様々なことを覚えていきます。人として社会で生活していくための基本的なことから、仕事のこと、趣味のことなど、色々あります。子供と大人では明らかに覚えている量は大人の方が多くなります。するとどうなるかと言いますと、特定の情報をスムーズに取り出すことが難しくなります。例えば、本が10冊しかない本棚からであれば、目的の本を探すのはスムーズで簡単ですが、本が100冊ある本棚になると、パッとは目的の本は見つからなくなりますよね?それと同じことで、子供の時よりも色々なことが記憶として残っている脳の中からある1つの情報をパッと出そうとしても、情報が増えれば増えるほど、多ければ多いほど、探して取り出すのは大変になります。ですから、実はちゃんと記憶できていることですらも、パッと出てこないということがありえるのです。

さらに、子供と大人では時間感覚が違います。これは年齢によってまったく違ってくることの1つですが、10歳の子供にとっての1年は自分の生きてきた全人生の10分の1ですからけっこう長いと感じますが、40歳の人にとっての1年は自分の人生の40分の1となり、1年がかなり短く感じられるようになってきます。そうなった時に実は、半年前のことを覚えていなかった場合、子供はそんな昔のことは忘れたと思っているのに、大人はこんなつい最近のことを忘れた、と思い込むようになってしまうのです。実験の結果からは、物忘れの回数は子供と大人で変わらないことは分かっているので、この時間感覚の違いが記憶力が衰えたという思い込みを作り出す原因になります。このような錯覚には注意しましょう。

 

何歳からでも変わる記憶力!ポイントはワーキングメモリ

ここまで、子供と大人での記憶の仕方の違い、記憶についての年齢という思い込み、年齢で実際に変わってくることについてお伝えしました。さらにここからは、何歳からでも記憶力は変えていけるということをご紹介しながら、実際にどういうことをすれば変わっていくのかについて解説します。大人になった後でも、実際に脳を変化させて記憶力をアップさせることができますので、そのための実践方法についてみていきましょう。

 

記憶力を高めていくためには、ワーキングメモリを鍛よう

人間の脳にはワーキングメモリというものがあります。これは、脳が様々な情報処理を行う上で、その作業スペースとなるものと考えて下さい。脳はどんな情報でも全て記憶するわけではなく、重要なことは記憶に残し、いらないものはドンドン忘れていきます。そのような処理の中で、もしワーキングメモリが一杯になった時はそれ以上は新しい情報を覚えることはできず、それでも新しい情報がインプットされると、脳はスペースがないので前の情報をドンドン上書きして忘れるようにします。ですから、まず大前提として暗記を一気にしようとしても記憶への定着は必ず時間がかかるので、脳が記憶を整理する時間を取らないと整理される前の情報は忘れるようにできているのです。

これを踏まえた上で、記憶力を高めて英会話の学習効率を上げるには、ワーキングメモリを鍛えて容量をアップさせることです。ワーキングメモリを鍛えて容量をアップしなるべく多くの情報を保ったり、情報の処理を早めたりすることができれば、より安定して暗記できるようになっていきます。

ワーキングメモリを鍛える方法はいくつかありますが、1つは運動です。以前に書いたこちらの記事、英語力は運動で上がる!オンライン英会話で実践すべき運動も参考にしてください。運動が脳の機能を改善するということは様々な研究データから示唆されていますが、特にワーキングメモリを鍛えることができる貴重な方法になります。運動と一口にいっても気分の改善などには軽い運動で十分ですが、ワーキングメモリを鍛えるとなるとそこまで簡単ではありません。ですがアスリート級の運動ほど難しいわけでもありません。

具体的な運動としては、ウォーキングが推奨されています。5分程度では足りないようで、最低でも10分以上、できれば30分程度のウォーキングをしましょう。頻度としては週3回程度、期間としては半年以上~1年程度で効果が出ると言われています。これを行って習慣化できるようになると、年齢に関係なく脳のワーキングメモリを鍛えることができます。大変なように感じる方もいるかもしれませんが、このレベルの運動になるとワーキングメモリの他にも脳にとって多くの利点があるので、勉強時間を増やし続けて、ど根性で暗記するような方法よりは、時間の投資先としてウォーキングを選ぶ方が確実に効率が良くなります。ぜひチャレンジしてください。

 

ワーキングメモリを鍛えるにはマルチモーダル学習を心がけよう

楽器演奏が脳に良い影響を及ぼすことが知られています。こちらの記事、音楽能力が高いと英語ができる理由と、3つの活用方法を参考にしてみてください。なぜ楽器演奏が良いかというと、マルチモーダル学習という5感をフルに活用した学習方法になり、この方法を使うと脳に複数の種類の刺激を入れることができて、より記憶に定着しやすくなるとともに、ワーキングメモリが鍛えられて地頭がよくなるのです。

楽器演奏はちょっとハードルが高いなと思った方に朗報です。英会話学習はそもそも、それ自体がマルチモーダル学習になりやすいものです。例えばこちらの記事、英語の音読、徹底解剖!3つの効果と2つの応用方法でご紹介しましたが、音読というトレーニング方法はそれ自体がマルチモーダル学習になっています。ですから、音読を一生懸命することによっても、ワーキングメモリは鍛えられます。さらにこちらの記事、Zoomが使えるオンライン英会話!3つのメリットと活用方法でご紹介したように、オンライン英会話のレッスンの仕方を工夫することで、学習をマルチモーダル学習化することができます。英会話学習でワーキングメモリを鍛えることができれば一石二鳥ですので、この点は意識して積極的に取り組むことをオススメします。特に音読は、自習も含めて自分で工夫できる要素が強いので、取り入れやすさと効果の両面で圧倒的に有効と言えます。

 

鍛えるだけじゃない!ワーキングメモリーを開放して空き容量を作ろう

ワーキングメモリは、一杯になってしまうと前の情報を上書きして消してしまうとお伝えしました。容量を増やすことは、脳のスペックをより良いものにアップグレードさせることですので非常に有効ですが、ワーキングメモリの使い方が上手くなれば、いらない情報を消して空き容量を確保するということもできるようになります。

単純な方法の1つがメモを取るというやり方です。頭で覚えておかなければいけないことが多いと、ワーキングメモリが負荷に耐えきれずすぐに忘れてしまいますが、メモをとってそれを忘れても思い出せるようにしておけば、容量に空きをつくることができます。他にも、自分が抱えている仕事や頼まれごとなどを減らせば、その分だけ空きができます。言い換えれば、まだ終わってないことがあればあるほど、その1つ1つがワーキングメモリの容量を圧迫するので、英会話学習にも支障をきたします。その中には、単純な頼まれごと、今日仕事の帰りに卵を買って帰る、といったものも忘れないように覚えておかなければいけないので、メモにしたほうが良いです。もちろんメモを見るということが習慣化されていなければ、結局メモ自体を忘れてしまうので目的が果たせないかもしれませんので気をつけてください。行動の習慣化について言うと、習慣化された無意識の行動は、ワーキングメモリの圧迫せず行うことができるので、行動の習慣化もワーキングメモリの空き容量確保に響いてきます。なのでぜひより良い習慣をたくさん身につけてください。

さらに、悩み事、心配事というのもワーキングメモリの容量を使いますので注意が必要です。ずっと終わらない心配事、今の時期でしたら例えばコロナウィルス がいつ収束するのか、経済は元どおりになるのか、といったことまでワーキングメモリに影響を与えたりします。あまり細かいことが気にならないタイプの人は、他の人より余計な心配でワーキングメモリを消費しないので、この点では有利になります。もしどうしてもいろいろなことが気になってしまい、不安や心配が収まらないような方はこちらの記事、英語学習は不安な人ほどうまくいく!英語に不安を感じた時の対策を参考にしてください。こちらに紹介したエクスプレッシブライティングは不安解消に非常に高い効果がありますので、ワーキングメモリの開放にも有効です。ぜひ試してみてください。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?子供と大人で記憶の仕方は違いますが、記憶力自体は20代の若者でも60を過ぎた年配の方でも差はありません。そして、何歳からでもワーキングメモリを鍛えて記憶力をアップすることはできますので、めげずに実践していきましょう。ではまとめます。

 

記憶力と年齢の関係

・子供と大人では記憶の仕方が違う。子供は丸暗記が得意、大人は全体イメージを掴んで応用ができる。子供の丸暗記は10歳がピーク、15歳を境目に大人の脳に変わっていく。
・記憶力に年齢は一切関係ない。ただし、思い込みによって記憶力は低下する。
・年齢によって記憶の量が増えるので思い出すのに時間がかかる。大人の時間感覚が、昔のことでもつい最近のことを忘れたと錯覚させる。

 

記憶力を高めるワーキングメモリの鍛え方、使い方

・運動をする。1回30分程度のウォーキングを週3回、半年〜1年程度継続する。
・マルチモーダル学習をする。楽器演奏ができる人はそれを続ける。英語学習はマルチモーダル学習化しやすいので、音読などで5感をフルに活用する。
・メモを取る、タスクを減らす、心配事を減らすなどでワーキングメモリの空き容量を確保する。

 

鍛えようとしてもできない能力もある中で、記憶力は変えていける部分ですので、ぜひ取り組んで改善していきましょう。

 

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