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英語学習を効率よく進めていくためには集中力が欠かせません。ですが英語がどうのという以前の段階で、そもそも自分は集中力がない、と悩んでいる学習者の方も多いようです。一般的に集中力は遺伝で決まる要素が大きいとされている能力ですが、それでも英語学習のために必要な集中力であれば十分につけていくことは可能です。環境を整えたり、運動などの影響を上手く活用すればかなりの効果を得ることができますが、今回は意外と見落としがちな学習時に口にする飲み物について解説します。飲み物は含まれる成分によって異なる効果があり、それを知っておけばどういうタイミングでどれを飲むと良いか分かりますので、それぞれの特製を確認していきましょう。
英語学習が進む飲み物
今回ご紹介する学習時の集中力を上げてくれる飲み物は特に特別なものではなく、身近にあって普段から口にしているものばかりです。それは、
・お茶
・水
になります。イングリッシュ24では知恵をうまく活用して効率的に学習を進めることが最大のテーマですから、そもそも入手が困難なものや特殊な状況でしか使えないテクニックなどは全て除外して、誰にでも効果がある再現性の高いものに厳選しています。
いま挙げた3つの飲み物は、ほとんんどの方が毎日どれかを口にしていると思いますが、これらをうまく使うだけでも集中力は変化し、それによって英語学習の出来は変わってきますのでしっかりと理解しておきたい知識です。それでは、さっそくそれぞれの効果について確認していきましょう。
集中力が高まるコーヒーの効果
コーヒーは英語学習はもちろん、それ以外の勉強や仕事においても集中力を高める重要な味方になります。色々と研究されている飲み物ですが、実験に関しては総じてコーヒーを飲んでいるほうが飲まない場合に比べて集中力の面で優れているという結果になっています。なぜこのような効果があるかについては、コーヒーに含まれているカフェインという成分が中枢神経を活性化させることで注意力向上などの効果が出るとのこと。キーとなるのはこのカフェインという成分です。
カフェインという言葉は聞いたことがある方が多いでしょう。集中力アップというよりは、どちらかという眠気覚ましのイメージが強いかと思います。仕事や勉強を夜遅くまで頑張っている時に、もうひと頑張りの力を出す時に飲まれるのがコーヒーのイメージでしょうか。一方で、飲み過ぎは良くないと聞いたことがある方もいるでしょう。カフェインとは実際のところどのような効果のある成分かといいますと、
・痛み止め
・利尿作用
という働きがあります。イメージ通りコーヒーは眠気覚ましに効く他に、痛み止めの効果があるので薬などに入っていることもあり、またコーヒーを飲むとトイレが近くなるようです。そして、カフェインは体内に入ってすぐに効くわけではなく、20~30分後にこういったカフェインの効果が出てくるので、勉強に向かう少し前に飲んでおくと効果的になります。一方でやはり取りすぎは良くないので、寝る前に飲んだりするのは控えたほうが良いです。タイミングを間違えてしまうと、カフェインの効果がきれた後にとても体がだるく感じたりしますので、あとで勉強や仕事などの予定があるのに先に飲んでしまうのは危険ですから注意してください。
集中力が高まるお茶の効果
お茶のイメージは日本的で、英語学習といえばコーヒー派の人もいるかもしれませんが、お茶は非常に強力な英語学習のサポーターになります。コーヒーに含まれているカフェインという成分はお茶にも含まれていますので、同じように集中力アップの効果が期待できますが、お茶にはさらにテアニンという成分も含まれています。テアニンという成分も聞いたことがあるかもしれませんが、カフェインほど有名ではないかもしれません。ですがこのテアニンは非常に多岐にわたる効果があります。テアニン自体がカフェインと同じように集中力アップの効果を持ち、またカフェインとは逆にリラックス効果があるので睡眠の質を改善してくれるようです。他にも免疫や血圧など健康上の効果もたくさんあるようです。テアニンがリラックス効果を持っているところが非常に重要なポイントで、コーヒーがやや悪者でお茶のほうがオススメされやすい理由はこれが大きいでしょう。
集中力の面で見ると、カフェイン単体よりもテアニンと合わせて摂取したほうが効果的で、実験などではなんと10%ほど集中力がアップするとのことです。お茶を飲むだけでこの効果ですので、勉強中は単なる甘いジュースなどを大量に飲んだりしないように、お茶を飲んで学習したほうが賢明ですね。ちなみに砂糖をを大量に含むような飲み物は血糖値を急激に上げてしまい、集中できなくなり、眠くなり、記憶力が下がります。お茶を飲むと10%集中力が高まる一方で甘いジュースを飲むと集中力が下がってしまうので、飲み物1つで数十%も変わる可能性を頭に入れて、しっかり学習中の飲み物を選ぶようにしていきましょう。
集中力が高まる水の効果
水は確かに飲み物だけど、水を飲むだけで集中力なんて上がるの?と思っている方も多いのでないでしょうか?普段何を飲むかは人それぞれで、コーヒーの人もいればお茶の人もいるでしょうし、いつもは水を飲んでいると言う方ももちろんいます。水は非常に強力な英語学習の応援団長といっても過言ではありません。水ってただの水でしょ?とお思いの方もいるでしょう。その通り、ただの水です。ですが、ただの水でも予想以上に集中力に影響があります。
イーストロンドン大学とウェストミンスター大学の調査によれば、知的な作業に集中する前に水を0.5リットル飲んだ場合、飲まない人に比べて14%反応時間が早くなるという結果が出たそうです。研究者によれば、そもそもわずかな水分の不足であっても知的パフォーマンスに多大な影響を与えるとのこと。喉が乾いている人と比べた実験ではさらに大きな差が出ているので、水分補給が学習においていかに大事かが分かります。
別の実験では、300ミリリットルの水を飲んだ人の注意力が23%向上したという結果もあります。こちらの実験では、特に喉が乾いていたかどうかに関わらずこの結果になったようですので、感覚として喉が乾いているかどうか以前に水を飲んだ方が、明らかに集中力を高めることができ、結果として英語学習も断然はかどるということになります。たかが水と侮ってはいけませんね。こまめな水分補給だけでも学習には大きな影響がありますので、特にコーヒーやお茶だけでなく、特にテストや試験などがある時などは水を飲んでおくと良いでしょう。
このように、飲み物だけでも学習のパフォーマンスは大きく差が出るということが分かります。砂糖を大量に含んだものを飲んでしまうと、それが原因で学習能力が下がることまで含めて考えると、飲み物選びは非常に簡単なように見えて意外と知識が問われるポイントになります。ここからは、これら3つをどのように使っていくのか、実践的なポイントをみていきます。
英語学習を進める飲み物の意識的な飲み方
コーヒーやお茶のように複合的な効果を持つカフェインをうまく学習に利用していくには、その飲み方を少し工夫することが大事になってきます。また、飲み過ぎにも注意が必要ですので、そういった具体的なところまで落とし込んだ飲み方の工夫も知っておくと、学習の力が圧倒的に変わってきます。それでは具体的な飲み方についてみていきましょう。
英語学習の成果を上げる実践的なコーヒーの飲み方
まずコーヒーにはカフェインが含まれており、このカフェインは飲んでから20〜30分後に効果が表れます。そしてカフェインの1日の摂取量の目安は400ミリグラムと言われています。この基本知識から、コーヒーは学習開始の20分程度前に飲んでおくことで、学習時間に集中力を高めるようにもっていくことが可能です。また特に学習時間を意識した場合でなければ、朝起きてから90分後以降か、昼寝の前に飲んで午後の眠気覚ましに使う、という方法が効果的です。なぜ朝の90分後かというと、朝は人間の体内ではコルチゾールというストレスホルモンが分泌され、これによって自然と脳を覚醒状態にもっていく働きがありますので、無理にカフェインを摂取したりせず、軽く体を動かすなどして目を覚ましたほうが良いからです。それ以降の午前中に集中状態を強化する意味で、朝1杯目のコーヒーを飲むなら90分後以降ということですね。午後は眠くなってしまう人が多いですが、午後の眠気覚ましに20分程度の昼寝を挟み、起きたらカフェインが効いて脳が覚醒するという使い方も理に適っています、昼寝についてはこちらの記事、英語ができる人ほど上手い休憩の仕方でご紹介しましたが、20分程度の昼寝はパワーナップと呼ばれ、その後の活動における集中力を劇的に改善してくれることはご紹介済みですが、さらにカフェインの覚醒効果を合わせることで効果が高まります。
さらに工夫をするとすれば、カフェインは効果が切れた後は体がだるくなり集中力が落ちてしまいますので、あまり落差が激しくならないように、またカフェインの効果を長時間化するためにも、ヨーグルトを一緒に食べると効果的です。ヨーグルトの脂肪分がコーヒーの消化吸収をゆるやかにしてくれる働きがありますので、これを取り入れることでより有効にカフェインの効果を活用することができるようになります。
英語学習の成果を上げるお茶の飲み方
お茶に関する基本知識は、カフェインとテアニンを同時に摂取できることで、コーヒーに比べるとカフェインの効果が緩やかになることです。テアニンにはリラックス効果があるので、これを元に実践していくとすれば、お茶はメンタルを安定させて落ち着いて集中力を発揮したい時や、睡眠をとる前にも関わらずもうひと頑張り集中力を持続したい時などに飲むと良いでしょう。具体的には、落ち着いた集中力が求められるとしたら例えば試験前などです。体をリラックスさせながらも脳は覚醒しておきたい場合にお茶はうってつけですので、試験前に飲むと良い結果が得られます。またどうしても夜寝る前にやらなければならないことがある場合などには、コーヒーよりはお茶のほうが賢い選択と言えます。睡眠は非常に重要ですので極力妨げにならないようにするためにも、お茶と言えども寝る直前は避けて飲んだほうが良いでしょう。
飲み物ですから好き嫌いも関わってきますので、どうしてもコーヒー派の人もいると思いますが、コーヒーでお茶のような効果にする方法もあります。それは、コーヒーの項目で説明したようにヨーグルトを一緒に食べる方法もありますが、チョコレートを食べるという方法もあります。チョコレートに含まれるカカオにはテオブロミンという成分が入っており、これはお茶のテアニンと同様にカフェインの効果を緩和することができます。コーヒーに限らず、寝る前にどうしてもお茶を飲む場合などでも、少しだけチョコレートを食べてみるのもカフェインの抑制する1つの方法になります。ただし、ミルクチョコレートのように砂糖が大量に入っていると逆効果になりますので、食べるとしたらカカオ70%以上のダークチョコレートを選ぶべきでしょう。こうすることでカフェインをコントロールし、うまく集中力アップに役立てることができます。
英語学習の成果を上げる水の飲み方
水についての基本知識は、喉が乾いている場合にはもちろん、特に乾いていなくても注意力を高めてくれるというものでした。わずかな水分不足でも学習には大敵となりますので、水はこまめに飲むという心がけが大事になってきます。特に喉が乾いていなくても効果がありますので、自分の感覚だけではなく積極的に飲んだほうが学習においては有効と言えます。もちろん飲み過ぎは良くないのは他の飲み物と同じですので、水のペットボトルをそばにおいてちょこちょこ口にするような形で十分だと思います。あまりガブガブと飲んでしまうと単純にお腹が痛くなったり、トイレが近くなってかえって集中できない人も出てくると思いますので量をコントロールするように意識しましょう。
試験前に飲む場合にも、水は最適な選択肢の1つになります。特にカフェインを含む飲み物は効果が切れてしまうと集中力がダウンしてしまいますが、水は飲み過ぎなければ大きな弊害はないものですから、長期戦になるような試験、例えば学校で丸一日テストがあるとか、朝もテストで夜も家に帰ってから別の模試を受けて、といったように集中力が必要な時間帯が長ければ長いほど、水というのは無難な選択肢になってきます。
いずれにしても水の重要な役割は水分不足によるパフォーマンスの低下を防ぐことで、しかもその低下は喉が渇いたと感じる以前からすでに低下してしまっているので、早めの水分補給を習慣化しておくことが重要なポイントになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?簡単なことのように見えて意外と奥が深いのが、学習のお供にする飲み物です。知識を使えば学習の効果が何倍にも上がるものですので上手く使いたいところですが、あまりがんじがらめにして考えすぎたり、好きな物を我慢しすぎてストレスになってしまうのはかえって良くないので、上手に付き合えるようになるのがベターといえます。ではまとめます。
英語学習が進む集中力が上がる3つの飲み物
・お茶はコーヒーと同様にカフェインの効果があり、さらにテアニンによる集中力アップとリラックス効果を得ることができる。
・水は喉が乾いていないと感じても、飲めば集中力がアップする。水分の不足は知的パフォーマンスに多大な影響があるので水はこまめに飲むべき。
英語学習の成果を上げる飲み物の飲み方
・お茶はリラックス効果があるので、試験前など落ち着いて集中したい時に最適。夜どうしても作業する場合など、コーヒーよりはお茶が望ましい。
・水はこまめに摂取すること。量をコントロールしながら、体が水分不足に陥らないように調節することが水の役割。
これからの季節は水分補給が大事になってきます。夏の学習効率は飲み物の飲み方で大幅に変わってきますので特に注意していきましょう。この夏、意識的に取り組んでおけば、夏以降には習慣化を目指していけるので、シーズンを利用して良習慣を身につけられるように上手く調整してみてください。
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