こんにちは!あなたの今すぐをかなえるイングリッシュ24です。
日本人の英語学習ではアウトプットが足りていない、話していないから話せないのだ、という論調は非常に強くなっており、アウトプットの重要性は様々な方面で指摘されていると思います。イングリッシュ24の立場は、アウトプットはもちろん必須ですが、同時にインプットをしなければアウトプットもできない、というものです。
たまに、とにかくアウトプットだ、話すことが大事だ、と言ってインプットを一切しない方がおられますが、どんなにアウトプットだけをしようとしても英語能力が伸び悩み、その原因は結局インプット不足であると言わざるを得ないことが多いです。インプットとアウトプットは車輪の両輪であり、どちがかけても英語能力は伸びないのは間違いありません。この記事ではインプットとアウトプットそれぞれの役割、どうして両方が必要なのか、そしてこれからどう英語学習を進めていくにはどうすれば良いのかについて解説します。
英語のインプットとアウトプット、それそれの自動化トレーニング
イングリッシュ24では英語の自動化トレーニングを行います。自動化トレーニングとは、第2言語習得論に基づいた科学的なトレーニング方法で、英語を扱う脳の部位に刺激を与えて英語が話せるようにするトレーニングです。
英語学習をしていくとよく耳にする言葉で英語脳というものがありますが、これは何を意味する言葉でしょうか?実は科学的には、英語を扱う脳の部位と日本語を扱う脳の部位が違うということが分かっているので、イングリッシュ24ではこの英語を扱う脳の部位のことを英語脳と呼んでいます。どうしてこの2つの言語に対して扱う脳の部位に違いがあるのでしょうか?実は英語のアルファベットと日本語の漢字という文字の違いから、それぞれを扱う脳の部位も違うということが判明しています。
英語のアルファベットはいわゆる表音文字と呼ばれるもので、アルファベットが示しているものは音になります。フォニックスというものがありますが、Aと書かれた文字が「ア」という音を表しているということを説明するもので、ABCDとはすなわち「ア、ブ、ク、ドゥ」という音だと書かれていることになります。一方で漢字というのは表意文字と呼ばれ、文字が意味を表しており音は表していません。例えば木というのは樹木が1本立っている様を表していて、だから木という漢字からは樹木1本であるという意味が分かる文字なのです。
この違いによって、表音文字の言語を処理する脳の部位と表意文字を処理する脳の部位は分かれており、英語を扱う表音文字の脳を鍛えれば英語力がアップします。この表音文字を扱う脳の部位のことを、イングリッシュ24では英語脳と呼んでいるのです。第2言語としての英語学習では、日本語を離れてこの英語脳を鍛える必要があり、段階を経てうまく日本語から英語への橋渡しを行っていくのが、イングリッシュ24の自動化トレーニングとなります。
それでは、ここからその自動化とレーニンの分類と、自動化トレーニングにおけるインプットとアウトプットの関係についてみていきます。
インプットとは受信、アウトプットとは発信
イングリッシュ24では、自動化トレーニングを2つの軸で4つの領域に分類しています。2つの軸とはすなわち、音か文字かという軸と、受信か発信かという軸です。この2軸で分割された4つの領域、すなわち音の受信とはリスニング、音の発信とはスピーキング、文字の受信とはリーディング、文字の発信とはライティング、というように定義することができます。そして、受信に分類される項目をインプットと呼び、発信に分類される項目をアウトプットと呼びます。
アウトプットが不足しているという場合、世間一般にはスピーキングが不足しているという意味になると思いますが、より細かく言えば音の発信のトレーニングが不足していると言い換えることができます。ちなみに、日本の英語教育の全体像としては確かにスピーキングは不足していると言わざるを得ないでしょう。実際に教育の現場において、1つのクラスに30人以上いるような状況では、1人1人が満足にスピーキングの練習をするというのはかなり難しいかもしれません。やり方次第というところもあるとは思いますので、そこについては今後に期待したいところです。ですが、待っている時間もない今英語が必要な方もいると思いますので、そのためにもオンライン英会話は役立ちます。特にイングリッシュ24のレッスンは全てマンツーマンレッスンですので、アウトプット不足を補うには最適です。
さて、1つ1つのトレーニングがインプットとアウトプット、どちらに属するものかを少しみていきましょう。最初の説明のようにインプットにはリーディングとリスニングの2つが含まれ、そしてさらにはそれらの下準備となるような基礎的なトレーニング項目、例えば単語の暗記や文法の理解は文字においてのインプット項目に入ります。別のトレーニング、例えば発音練習のようなトレーニングの場合は、音を獲得していく行為になりますが、これはリスニングよりのインプット訓練でありながら、スピーキングのような発信にもまたがる要素があります。このように、厳密にはインプットとアウトプットの境目にまたがっていて、両方の要素を兼ね備えているトレーニングというのもあれば、スピーチなどのように原稿を書いてから話すようなトレーニングにだと、アウトプットなのですが話す時の音と原稿を書く時の文字、この両方の領域にまたがっているというものも存在します。
インプット学習の定義についていうと、ひたすら暗記したり机に向かう勉強をイメージしがちですが、音の受信、聞くということも音のインプットになります。またアウトプット学習の定義でも、文章を書くこと、例えば日記を書いたりするようなことも文字ではありますがアウトプットになります。このあたりの分類を意識しておくことで、自分が英語学習においてどれくらいインプットしているのか、あるいはアウトプットをしているのかということが理解できるようになります。
まずインプットが重要
英語学習を進めてしっかりと話せるようになっていくには、実はインプットが重要であると言われています。これは膨大な英語学習者のデータに基づくものであり、またほとんどの言語学者のような専門家の共通意見でもあります。
え?インプットのほうが重要なの?という声が聞こえてきそうです。ほとんどの方はスピーキングの練習を念頭に置いているはずなので、今まさに英語学習を進めている方にはしっくりこないことかもしれません。極端な例では、とにかくアウトプットが不足している!話す機会が大事なのにそれがないからだ!というように、英語が話せない理由は全てスピーキング訓練の不足によると決め付けている方もおられます。スピーキングの圧倒的な不足はどちらかといえば日本人特有の環境によるものかと思いますが、実はインプットのほうが重要で、かつ不足しているということはよくあるので注意が必要です。もちろんアウトプットの不足は英語が話せいない理由の1つとして間違いはありませんので、両方足りていないという部分はしっかり理解しておくべきでしょう。
それでは、なぜそのように世界では一般的に英語の習得においてインプットが大事だと言われているかといいますと、それは予測文法力というものが養われるからです。予測文法力というのは、いわゆる重箱の隅をつつくような文法の知識ではなく、簡単に言ってもしまえば語順感覚のことです。我々は言語を使用する時、聞く時も話すときも、そして読むときや書くときでさえ、我々はこの語順感覚によって次にどのような言葉がくるかを予測しています。もし文法的におかしな品詞の言葉がきたりすと、品詞うんぬんという文法的なことはパッと説明できなかったとしても、直感的に違和感を感じて間違いに気付けるのが語順感覚というものであり、予測文法力というものです。
この予測文法力、イングリッシュ24の言い方で言えば語順感覚というものは、インプットが多ければ多いほどパターンが認識できて、パターンから外れるものは例外または間違いとしてさらに学習され、最終的には自動化されるて話せる英語になっていくというのが我々の自動化トレーニングの根本です。このような語順感覚を養う意味において、英語学習においてはインプットは非常に重要なものとなります。
アウトプットはもちろん必要
インプットは非常に大事なのですが、アウトプットはもちろん必要なトレーニングになります。受動バイリンガルという人が存在していて、彼らは聞く分には高速でリスニングすることはできるのに、話すことになるとうまく話せないそうです。これは、リーディングやリスニングのインプットは非常に自動化が進んでいるのにアウトプット訓練の不足が原因で話すことが自動化されていない状態です。完全にこの受動バイリンガルと同じでなくても、ある程度は読んだり聞いたりと受信のほうはできるのに話せないという場合、スピーキング訓練を積んでいくことによって英語が話せるようになります。暗記やインプットだけでは英語は話せるようにはならないとよく言われますが、それはやはり第2言語のスピーキングというものは練習しない限りうまくならないからなのです。
アウトプットにも文字と音の領域があり、話せるようになりたいのであれば、文字を離れて音をアウトプットするトレーニングをすることが求められます。ですが、いざ話そうとしても初心者の方の場合、何を話せば良いか分からない、興味がある内容じゃないとまったくインプットできないなど、スピーキングの訓練に進む前に様々な問題が出てきます。そのあたりをどうやって乗り越えていくかについてはこちらの記事、英会話初心者を抜け出す方法で書きましたので参考にしてください。
いずれにしても、アウトプットがゼロの学習状態では当然ながらうまく話すことはできません。これは英語に限った話でもなく、たとえ母国語であってもスピーチや日記など、日々たくさんのアウトプットを経験している人とそうでない人とでは差があるように、まして第2言語となるとその差はさらに大きくなりますので、しっかりとアウトプット訓練を取り入れていきましょう。
ここまで、インプットとアウトプットの定義とそれそれの必要性についてみてきました。それで実際のところ、どのようにそれぞれのトレーニングを組み合わせていけば良いのでしょうか?ここからは実践方法について解説します。
英語学習は情報の整理が大事
ここからイングリッシュ24でオススメしている、英語学習におけるインプットとアウトプットの実践方法について解説していきます。インプットとアウトプットは学習を進めていく計画の上で考慮すべきことになりますので、まずは最初の行動から目標設定へ、そしてその目標のための計画を立てていきましょう。目標についてはこちらの記事、英語学習に役立つ目標の立て方、計画についてはこちらの記事、英語学習の目標達成率2倍以上!計画の仕方とIf then planning、この中でそれぞれ解説していますのでぜひ参考にしてください。計画を立てる時に、その中にインプットとアウトプットを両方組み込むように意識し、さらにスモールゴールに分割し、そのスモールゴールに対して最適な自動化トレーニングを選択していくというのが良い方法です。
うまくこれができれば良いのですが、今の時代は英語学習のやり方ついては情報が多すぎて、さらにあまりにも様々な人が異なる意見を言っているため、特に初心者の方はどうすれば良いのかよく分からない状態になってしまうかもしれません。そういう時はあくまで事実と客観性に基づいて、実際に英語を話せるようにトレーニングしているプロと一緒に考えることが近道です。イングリッシュ24はあなたのいますぐをかなえるために、プロの日本人講師がアドバイスをしていますし無料の学習知識も常にアップデートし続けています。種類が多くて迷う場合、例えばワインを選ぶ時にはソムリエがいるように、英語学習のソムリエとしてイングリッシュ24のオンライン英会話を活用していただければと思います。それではここから、音と文字、受信と発信で分類するイングリッシュ24のインプットとアウトプットの定義に基づいて、実践の大まかなステップについてみていきます。
まずはインプット、特に理解と暗記から
なんでもかんでもやみくもにインプットするのは非常に効率が悪い学習方法です。当たり前のことではありますが、よく理解していないことを聞く練習をしたり、覚えてもいないことについて話してくださいと言ったところで、もちろん音のインプットもアウトプットも何もできません。ですからまず実践のポイントの1つは、例えばシャドーイングをするにしても音読をするにしても、理解できている文章についてトレーニングするべきです。いったん理解ができていれば、それを体に染み渡らせるようにインプットを行い、予測文法が勝手に働いて次にどのような言葉が来るのか、知識が次々とリンクして自動的につながるようになっていくまでの自動化トレーニングができます。ですから、必ず理解と暗記を並行して行いながら、自分の中でしっかりと噛み砕いた文章を用いて他のトレーニングにステップアップしていきましょう。
特にインプットで語順感覚が身に付く前の初心者の方は、一旦理屈で理解した文法が感覚となって会話に活きてくるまでは、予測文法力を養成するためのインプット学習をメインとしたほうが良いです。最終ゴールが大きい目標の人ほど、最初はしっかりとインプットした方が後が楽になりますので、一見遠回りのようでも基礎を重視し、単語と文法については確実に学習しておきましょう。まずは理解と暗記を中心に基礎となる土台を作ること実践の第一であり、この内容は確実に計画に入れておくように意識しましょう。
基礎のインプットに続いて大量のインプット
単語と文法が一定のレベルを超え、いわゆる基礎力がついてきたら、次のステップは大量のインプットになります。ここで自動化トレーニングは飛躍的に進んだ感覚が得られ、急に英語ができるようになった感覚を持つ人も多いです。なぜ次のステップがまたインプット重視なのかというと、それほどにインプットから得られる語順感覚が言葉を自動で操る能力の根源であり重要になるからです。
この大量のインプットを行うべき対象となるのは、ある程度の基礎ができている初級~中級者になります。いわゆる中学英語の完成度が高い人であり、TOEICでいうと600点前後の方ということになります。イングリッシュ24の自動化トレーニングではリーディングにおける多読、あるいはリスニングにおける多聴というものがあり、これこそが大量インプットの自動化トレーニングの柱になります。物量が求められますし、場合によっては留学したり、ワーホリビザで外国にいったり、完全に英語漬けにするのも1つの手ですが、日本にいながらにしてオンライン英会話を活用し、意味のわかる文章を次から次へと読んでは聞いて、読んでは聞いて、英語が英語で理解できる能力を開花させることもできます。このように基礎のインプットができたら、次の計画には物量重視の大量インプットを組み込んでおくのが実践のポイントになります。
アウト・イン・アウト・インの2サイクル
ここでは全体的なサイクルの話をします。基本的にインプット重視、割合で言うと7:3くらいで、理解と暗記のフェーズから多読・多聴の物量フェーズへと移行していくことで語順感覚が体に浸透し、自動化トレーニングの基礎は完成へと近づいていきます。ですが、100%インプットオンリーではなく、やはり並行してアウトプットもしていったほうが全体の学習効率は上がり、飽きることもなくモチベーションも管理でき、英語学習の目標達成までうまく向かっていくことができますので、3割のアウトプットもしっかりとおこなっていきましょう。特にオンライン英会話のレッスンの中ではアウトプットを中心に行う使い方は効率が良いです。アウトプットは1人で難しいことが多いので、講師と一緒にトレーニングしていくと良いでしょう。
さらに上級のテクニックとしてイングリッシュ24では、インターリービングというものをご紹介しています。インターリービングとは1つのスモールゴールの期間や、さらに短い1つの学習セッションにおいても、インプットとアウトプットのトレーニングを混ぜ合わせて交互に行ったりすることにより、記憶への定着や理解を深めたりすることができる方法です。それも単純に交互にといっても、以下の順番を意識的に行うのがオススメです。
これは
2. 目標に沿ってインプット
3. 確認と実践のアウトプット
4. 復習と修正・追加のインプット
このような意味があります。アウトプットからスタートするのは、まずは行動してみることから始めるイングリッシュ24の目標設定の第1ステップです。続いて見えてきた目標(課題)に対して十分な量のインプットを行います。そしてそれをアウトプットする3番目は実践、4番目は実践から分かったことへの調整、という流れです。アウトからインへの順番で2サイクルなのですが、どちらもその時意識する内容ややるべき項目が違っていることに注意してください。意識的にこのサイクルを回せるようになれば、インプットやアウトプットのどちらかに偏ってしまうことを避け、バランスよく効率的に学習を進めることができますので、うまく取り入れてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?インプットとアウトプットはそもそも学習のプロセスを分けたものですから、当然ながらどちらが良いとか、どちらかだけで完結できるというわけではなく、やはりバランスが大切になります。特に学習者それぞれの段階に応じて意識すべき内容や取り組むべき自動化トレーニングは異なってきますが、基本的にほとんどの日本人学習者の場合はインプットを中心におきながらも、しっかりとアウトプットの時間も確保するようにしてください。では記事内容をまとめます。
インプットとアウトプットの基本的な理解
・音と文字、それぞれの受信と発信でインプットとアウトプットを定義する
・インプットを重視する
・少しでもアウトプットは必ずする
英語学習における実践のポイント
・基礎ができたら大量のインプットを行う
・最初の行動のためのアウトプット→目標から計画したインプット→知識を実践に変えるアウトプット→実践から調整するインプット、このサイクルで、アウトプットは少量でも、早い段階から並行して行うように意識する
アウトプットとインプットというのは、さらに細かく1つ1つの自動化トレーニングに分けることができます。自動化トレーニングもレベルや目標に合わせてさらに細分化していけます。このように学習方法に対する知識が深まると、スモールゴールへの分割がスムーズになり、学習のバランスや意識すべき点などがどんどん上手くなっていきます。スモールゴールを隙間時間を活用してドンドン達成し、24時間英語習慣を身につけて短期間で成果が出せる英語体質を作っていきましょう!
コメント
[…] 忘れてはいけないのは、このインプットとアウトプットで逆方向の2つの意識を持ちながら英語学習を続けるということで、特にインプットでは自分の間違いや癖などを直していかないと成長することはありません。一方で間違いを気にしてアウトプットできないのは本末転倒です。自分がいまインとアウト、どちらをやっているのかを意識して、何にこだわるかを変えていければベストです。こちらの記事、英語学習におけるインプットとアウトプットのバランスで意識すべき点などもまとめていますので参考にしてください。 […]