こんにちは!あなたの今すぐをかなえるイングリッシュ24です。
多くの英語学習者の方が、なるべく短期間で英語を話せるようになりたいと考えているでしょう。言い換えれば、意味のない勉強はしたくないと言うことができます。日本人の英語学習者が途中で学習をやめてしまうとしたら、意味がないと感じたり、面白くないと思ったり、はたまた忙しくて時間がないなどの理由が挙げられます。このあたりはこちらの記事、英語が話せない5つの理由で説明しましたが、逆に言えば、意味があることで、面白いことであれば、時間を確保してでも学習して目的を達成することになるはずです。そのためには、効率的な学習方法について熟知しておくべきですし、どうすれば興味が湧いて面白く感じるのかを常日頃工夫していくことも重要です。今回の記事では、英語学習の道のりを短縮するための根本的な思考について解説します。
短期間で英語学習の成果を出すために必要なこと
なるべく早く英語学習の成果を出すには、興味を持つことが非常に大事です。この話になると、英語にはもちろん興味がある、という人が多いと思いますが、ちょっと興味がある、できればやってみたい、いつか何とかしたい、時間があれば勉強したい、という状態であることが予想されます。そのような場合には、最終的に途中で断念してしまうケースも十分ありえます。はっきり申し上げますと、始めるきっかけとしては、これらの状態は十分です。むしろ、初めから大きすぎる目標を掲げたりするのはかえって失敗の原因になりますし、かなりの必要性に迫られてからというのでは遅すぎて、いつまでたっても始めることができません。少し興味があるという時点で学習を始めながら、少しづつ自分の方向性を決めていくのが理想的です。そしていざ始めたならば、なるべく短期間で成果を出したいでしょうから、そのために必要な学習に対する考え方や習慣化していきたいポイントはしっかりおさえておきたいですね。今回は3つの方向性から英語学習の考え方の重要な点について解説します。
英語学習の期間を縮めるためには、学習の的を絞る
まず1つ目として、英語学習の的を絞るということをお伝えしていきます。つまり目標を立てるということになりますが、知っておかなければならないのは目標の立て方です。
目標については色々と考えておくべきポイントがありますが、今回はその中でも特に重要な3つの目標の確認ポイントをご紹介します。それは、
・目標は細分化して短期目標にすること
・目標はやりすぎと思えるくらい簡単にすること
この3つです。これらについて少し、1つ1つ掘り下げてみていきたいと思います。
目標に盛り込む内容は1つに絞る
より短期間で英語学習の成果を出すためには目標が大事ですが、目標の確認ポイントの1つ目は内容を1つだけに絞り込むことです。目標というのは絶対に1つに絞らなければなりません。あれもこれもと手を出していくと結局達成できるずに終わる可能性が高く、達成が困難な状況になるにつれて自分はダメなやつだと自己嫌悪に陥ってしまったり、あるいはなんとしてでもやり切ろうとするあまり、目標達成のために無理をしすぎてしまったりします。マルチタスクはすでに多方面で良くない影響が出ることが知られていますが、複数の目標を持つと結局1つも達成できない状況になりかねません。ですから徹底して内容は1つに絞りましょう。
それから、1つと言っても多くの内容を併せ持つ抽象的な1つでは意味がありませんので、具体的な1つの内容にしてください。例えば
○英語の音読を1日1回行う
このように考えましょう。スピーキングができる、というのはかなり抽象的で、いざ実際にやるべきことの内容を掘り下げていけば膨大な学習量になりますので、一見言葉としては1つに絞っているかのように見えてもかなり抽象的な目標です。具板的な目標を立てるには、音読するというような行動を指定し、数字や日付などをいれるようにすると良いでしょう。
目標は短期目標(スモールゴール)にする
目標を立てるというと現実離れした単なる希望を目標と勘違いしてしまいがちです。目標というよりも正確には現実に起こりえる予測を立てることが重要です。そしてなるべく具体的な未来の自分の予測を立てることが目標の上手い立て方と言えます。未来の予測はもちろん難しいことですので、あまり先のことを考えすぎても成果には結びつきません。近い未来の自分を予測するようにすべきです。あまりに遠い未来の長期目標で大きな到達点を目指してしまうと、そこまで行けないと分かった段階で早々にあきらめたりしてしまいます。ですから、イングリッシュ24の最重要コンセプトに沿って、まずは目標を考える時には細分化を意識してください。例をあげます。
○1週間以内に英単語を100語学習する時間を作り、その翌日に復習、また翌週にも復習する日を設定する。
このようなイメージです。もちろんやりながら自分のペースを把握できたら少しづつ改善していけば良いので、特に初心者の方はいきなり大きな最終ゴールの話をせずに、なるべく短い期間に区切って分かりやすく予測しやすいように考えてみるのがオススメです。
目標はやりすぎと思えるくらい簡単にすること
ここもかなり重要なポイントです。日本人の気質としては、とてもまじめで勤勉であり、目標を立てるといえばどうしても大きな目標、意義のある目標と考えがちですが、英語学習においてはとにかく簡単な目標にしましょう。他のジャンル、例えばダイエットとか筋トレなどといったものもそうですが、続けるのが難しいものは簡単な目標にしていくことが本当に大事です。
○英語のセンテンスを1文だけ読む
ビックリされる方もいるかもしれませんが、これで大丈夫です。何よりもまず始めることが大事です。これは予習の例ですが、最初から完璧な予習を毎回やろうなどという目標を立てていると、大抵の場合どこかで挫折してしまいます。筋トレに例えるならまずは腹筋1回からで十分です。英文1つ読むだけ?腹筋1回だけ?それって意味あるの?という疑問が湧く方は黄色信号です。完璧な予習1回より、毎回最初の1行だけでも読んでいる人の方が英語の最終ゴールに近づけます。もちろんずっとそのままではいけませんが、続けられる未来予測の中で、徐々に自分の目標の上限を引き上げていくというようにしない限り、なかなか学習の継続は習慣化できませんので、ぜひ参考にしてみてください。
学びの仕方を深く知る
続いての英語学習を時短するためのポイントは、自分自身の学び方を変えるということです。何かを学習するとき、講師が教えるプロであるということは当然必要なことですが、同じ人から学んでも人によっては成果は変わってきます。ここで重要なことは、いい先生を選ぶと同時に、自分自身の学びの仕方についても知識をアップデートし続けることです。1つ明確にしておきたいのは、学習者によって差が出るのはほとんどの場合は才能などではなく、自習や休憩といったことまで含めた総合的な良習慣の積み重ねの差になります。特に無意識の習慣でやっている学び方の癖などは自分自身でもどうなっているか認識していない人も多く、そのようなことについては考えたこともないという人は多いでしょう。逆に、知ろうとして怪しげな自己啓発などに引っかかってしまたりする人もいるかもしれません。学び方というものを教えてくれる機会はあまりないので、本質的な学びの仕方をよく理解できていないことは多いです。
学び方においてまず重要なことは、何かを学んでいくときは、きらびやかな見た目や派手な演出などに騙されず、事実を確認するということです。特に近年では英語学習に対する科学的な根拠のあるデータがドンドン増えていますので、今まで分からなかったことも分かるようになってきています。しっかりとした知見が積み重なってきつつありますので、何がどのような影響を与えるかということについてまずは事実を確認していきましょう。事実とはデータです。〇〇さんという有名な方が言っていた、というのは事実確認としては不十分です。1人が言っている1つの意見は参考程度にとどめておいて、何千何万というデータをもとに分析された答えをしっかり確認しましょう。これを読んでいるあなたがかなり特殊な人でない限り、ほとんどのデータはあなたにも当てはまります。私はこうして英語ができるようになりました、という1人の意見よりも、こういうことをしている人のほとんどが英語ができる、というデータのほうが圧倒的に正しく信頼できるということです。
データからは、英語のことでありながら、例えば食べ物・運動・音楽といった一見すると関係ないと思えるようなものがオススメされたりもします。ですが、そのようなほんのちょっとした、日常生活の癖のようなレベルの習慣が積み重なることで、1つ1つから10%程度の差がつき、合わせると1.5~2倍も成果が違ってきたりします。人間は社会性のある生き物ですから、我々の身の回りのことは1つの単独のことで完結したりしません。それは英語学習においても当てはまることで、英語だけ勉強するよりも英語以外の部分もうまく活用したほうが学習が進みます。むしろそれどころか、英語をマスターするには生活習慣から、といってもいいほどの影響があります。英語学習の時間を短縮するためには、学びに関するあらゆる知識を貪欲にアップデートして、全てがつながるように自分自身をコントロールしていきましょう。
自分について深く知る
自分について知ると言うのは英語学習の近道です。学習的な点からいうと、まず自分の英語レベルが分からなければ、何を学習すればいいかも分かりません。分からないまま進み出してしまうと、やらくてもいいことをやり、やるべきことをやっていない、という状況になりかねません。遠回りしたくないのであれば、できる限りいまの自分の英語力は正確に把握しておきましょう。自分の英語力を知る1つの方法にレベルチェックテストというものがありますが、短期間で英語が伸びる生徒は大抵はしっかりとテスト結果を確認します。このテストで重要なのは、点数ではありません。テストの高得点などは英語ができるようになれば後からいくらでもとることができます。点数が良いか悪いかではなく、今の自分は何が分かっていて、何が分かっていないのかを明確に知るのがポイントです。それさえ分かれば、あとは目標に応じて間のギャップを埋めていくだけになります。ですから、まずは自分の英語レベルを知りましょう。
もう1つ別の角度からいうと、英語のアウトプットにおいては特に、まず自分のことを話せるようになることが近道になります。そもそもの会話についての話ですが、例え日本語であっても自分と関係ないことをずっと話したりする人はいません。人は会話をする時、どんな話題であっても、自分が興味があることや今やっていること、自分に関係している人のことなどを話します。さらに、そういう内容ほど記憶に残りますし、逆に自分には関係がないと思ったことは全然覚えていません。ですから、英会話のアウトプットにおいてもインプットにおいても、自分を知っておくことで知識を関係付けて記憶しまた話すことができるようになりますので、自分自身をできる限り掘り下げて言語化していきましょう。これをしておくことで、英会話における自動化トレーニングに集中しやすくなり、話すための近道を行くことができます。
さて、ここまで短期間で英語学習の成果を出し、英語を話せるようになるポイントを解説しました。ここからはどのようにして実践していけばいいのか、具体的な方法についてみていきます。
英語の最短距離を行くための実践方法
急がば回れという言葉の通り、十分な量をこなさなければ得られない英語能力に関しては近道などありませんが、自分自身の集中力・記憶力はもちろん生活習慣といったものまでフルに活用して、なるべく効率よく学習を進めるための考え方についてはしっかりと取り入れていったほうが良いです。ここからは具体的な取り組み方について解説します。
必要なことに絞って学習しよう
英語学習の時間短縮につなげるために目標を明確にし、学習すべき的を絞って進めていくべきですが、初心者の方の場合には絞るべき的は、自分自身の弱点です。弱点を強化するような目標設定ができるように意識しましょう。初心者である以上、ほとんどの学習内容が必須の項目になりますから、できるところを伸ばすよりもまず、できていない基礎を固めるほうが先決になります。イングリッシュ24ではプロの日本人講師がカウンセリングを行なっていますので、初心者の方の弱点ははっきり分かります。足りない単語や文法の知識、発音などが提示されますのでまずは弱点を確認しましょう。弱点が分かったらそれを克服するような目標を立てます。ポイントはすでに解説した通り、複数の弱点があったとしても目標は1つに絞り、それを近い未来でどう改善するか短期間の設定で予測を立て、絶対にできるであろう簡単な内容を目標とします。このようなスモールゴールを達成することで、着実に英語力はアップしていきますのでぜひチャレンジしてください。
まとを絞るという考え方でさらに発展した方法としては、英語学習について、自分が学びたい分野がどういうものかを少し考えておきましょう。初心者の方は最初はなんとなくの興味からスタートすると思いますが、少しづつ自己分析をしていけば大丈夫です。中級者以上の方には特にこの方法は有効です。基礎固めができてくると、その先の学習においては専門分野に枝分かれしていきますので、学習分野を絞り込んだほうがスピードは圧倒的に早くなります。ぜひ英語学習の方向性を明確にしていきましょう。
さらに実践すべきこととしては、目標をうまく立てることができたら、次にその目標を誰かに言いましょう。口に出して目標を宣言することには様々な効果があります。目標はとても簡単なことで大丈夫ですから、自分を追い込むというイメージの使い方ではありません。口に出すことで自分自身も考えがクリアになりますし、また精神的にも一貫してその行動を取ろうと意識するようになるのが大事なポイントです。最終的には習慣化していくことがベストですので、目標は口に出すように意識しましょう。言う相手は近しい人でもかまいませんし、英語の小さなゴールのことですのでイングリッシュ24の講師に毎回のレッスンの冒頭で伝えてみるのも有効な方法です。ぜひ活用していきましょう。
学びの仕方をアップデートしよう
学び方というのは様々な社会活動に関わっていて、英語に限らずとも重要な要素です。仕事にしても、人付き合いでも、運動でも、〇〇のやり方というのは山のようにたくさんありますから迷ってしまうことも多いでしょう。学びのポイントで解説した通り、まずはデータや事実に注目していく必要があります。誰か1人の意見に左右されるのではなく、科学的に分かっている事実がどういうものかについてしっかり確認してください。イングリッシュ24のサイト上で公開している知識は全て事実をもとに、根拠のある方法論を提示していますのでぜひ参考にしてください。その他の情報に触れる際には、その情報が何を根拠としてそういう内容を発信しているのかをしっかりと確認しましょう。
英語をはじめとする教育分野では、この知識のアップデートは大幅に遅れをとっています。別記事にまとめますが、科学的に意味のないことが判明している学習方法などをいまだに生徒に押し付けている学習機関があるのは事実ですので気をつけてください。一例をあげると、忘れる前に復習してください、といったことを言う人がいますが科学的には意味のないものです。復習についてはこちらの記事、復習を最適化!らくらく暗記できる分散学習のやり方の記事でご紹介した通り、もうすでにベストな復習タイミングというものについてのデータがあり、忘れる前に復習ではなく、忘れるための一定の期間をあけてタイミング良く復習するのが効率が良いと判明しています。このような知識をしっかり自分の中に取り入れ、うまく活用できるように、学びの姿勢と知識の活用について自分自身のリテラシーを高めていくことが重要です。英語の最短距離のために、正しい情報の取得とアップデートを意識的に行っていきましょう。
自分を英語にしていこう
英語のアウトプットを加速させていくための方法としては、自分自身を深く掘り下げてからそれをどんどん英語化するのが良い方法です。典型的な最初のステップは自己紹介です。あなたが何者であるか、詳しく話せれば話せるほど、様々な場面で英語を使えるようになっていくと共に、いち早く英会話の軸を持つことができるようになりますのでぜひ普段から考えていきましょう。こちらの記事、英会話初心者を抜け出す方法で書きましたが、初心者の方の場合は特に最初のうちは、何を話せばいいか分からないと言う状況になることがあります。その防止策として、予め話題を準備するのは良い方法ですし、話題に困ったら自分のことを話すのは有効です。自分の脳の中で、まず自分というものがドンドンと英語に置き変わり、それが徐々に外へ広がっていくにつれて英語の世界が出来上がっていくのが体感的に分かりますので、ぜひ実践してみてください。
また自己紹介というのは、何も形式的な形の自己紹介だけではありません。日本語であれば言葉がスラスラと出てくるような自分に関係のある内容や出来事は全て、自分に関する話として広くアンテナをはり、できるだけ自己紹介の定義は広くしておくと良いでしょう。含める内容は、これを語らせたらけっこう色々こだわりがあるよ、といった趣味だったり、今まではそんなに人には言っていなかったことでも、あの色が好きとか、あの食べ物が嫌いとか、これがお気に入りの服だとか、この朝の時間が私のお気に入りとか、探せば色々と出てくるものです。どんな些細なことでも英語でアウトプットするのには役立ちますし、言いたいことや伝えたいことは自分と関連した中からドンドン出てきますので、慣れれば話題に困ることはなくなってきます。
最終的に自分を離れて、なんでも英語で言える状態を目指していくわけですが、まずはこのような思考方法で自分を深掘りして英語化するのはとても有効ですのでぜひ実践していって下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?短期間で英語を話せるようになるために必要な力は、言ってしまえば総合力というものに近く、あらゆるものを活用する思考によってなされていきます。目標しかり、学び方しかり、自己分析もまたしかりです。知識のインプットは事実と想像を区別し、アウトプットは自分を中心に関連づけを行いながら、うまく進めてみてください。それではまとめです。
短期間で英語を話せるようになる3つのポイント
・学ぶときには事実が大事。誰か個人の意見ではなく、事実や経験からデータを知って活用できるようにすること。
・自分を深く掘り下げるのが大事。自分を知って、身近なところから英語化していくことで知識が関連付けされ、アウトプットに活かすことができる。
英語学習の時短のための実践方法
・イングリッシュ24のデータは事実に基づいているのでぜひ活用しよう。その他の情報収集や学びにおいては、事実に注目することを習慣づけていこう!
・自分自身を英語化しよう。自分の趣味や、些細なことでもこだわりがあれば話題にできるので、自分に関連する話題を集めて準備していこう!
英語学習を短期的に成功させるためには、基礎的な力の充実が不可欠です。英語だけでなく、常日頃から基本を大事に生活していくことで、日々の全てを学習に活かせるような習慣が出来上がっていきますので、ぜひ良習慣を継続していきましょう。
コメント
[…] 自分の目標が良いか悪いか、何を優先すべきかなどはそう簡単には分かりませんので、目標についてはなるべく誰かに見てもらったほう良いです。以前にこちらの記事、短期間で英語を話せるようになるために重要な3つのことでも目標についてご紹介しましたが、この記事で目標を誰かに言うという方法をご紹介しています。言って宣言するのも有効ですが、ここではそもそもの目標内容を相談するのも良いということになります。むしろ相談したほうが英語学習において間違いなく近道です。独学でも英語が話せるようにはなりますが、誰かに聞いたほうがより正確に分かりますし、そのほうがさらに短期間で成果を出せます。自分の目標を他人に聞いてみるなんて、なんだか自分がないようで嫌だと感じるかもしれませんが、その点は注意が必要で、最終的に決めるのは自分であるべきです。あくまでも決定は自分で行うことで、何をするかという内容を完全に他人の決定に預けるのは良くないです。ですが、どうやったら目標達成できるかのやり方、また今の状況に大して目標を頑なに変えずに続けるかどうかといった周りの状況など、自分を外から見ないと分からないような部分は相談したほうが良いでしょう。 […]