こんにちは!English24(イングリッシュ24)です。
オンライン英会話のレッスンペースや頻度が気になる方へ、最適な回数の計算の仕方をご紹介します。レッスンを週に何回受ければいいのか?どれくらいやれば効果があるのか?普通はどれくらい受けるものなのか?といった疑問をお持ちの方はこの記事を読んでください。
もちろん、オンライン英会話の最適な頻度は最終的には人によりますが、いくつかの基準を元にして考えることができますのでそのやり方を解説し、さらに頻度が少なくても成果を出すための工夫の仕方もご紹介していきます。
?この記事で分かること
・オンライン英会話の最適な頻度が分かる基準と考え方
・オススメの頻度が少なくても成果を出すための工夫の仕方
この記事を書いている筆者は、フィリピン在住5年、語学学校勤務3年の英会話講師兼アドバイザーです。数百人の留学生やオンライン英会話の受講生の指導をさせていただきながら、彼らと向き合ってきた中で得た知識と経験を元に、最新の科学論文に基づいた根拠を交えてお伝えします。
オンライン英会話の最適な頻度は?
オンライン英会話を週に何回やるかという頻度を考える場合、基本的には目的や目標からの逆算を意識して考える必要があります。もしまだ明確な目的や目標が見えていない場合には、可処分時間を考えるか習慣化を優先するかの2択になっていきます。
・可処分時間からの逆算
・習慣化を優先
オンライン英会話の頻度は特に決まりがあるわけではありません。なぜなら、目標やレベルに応じて、オンライン英会話の進め方も変わってくるからです。なので、オンライン英会話の目的や目標とレベル、そして学習のやり方からの逆算で計画を立てる際に、頻度が決まってくることになります。
ただ、オンライン英会話を始めたばかりの初心者の方や子供がやる場合などは、必ずしも明確な目的や目標が決まっているとは限りません。そういう時は、今の生活の可処分時間から逆算するか、または習慣化できる頻度を最優先するという考え方で決めていきましょう。
英語学習の目的についてはこちらの記事にまとめてありますので、良かったらご覧ください。
もっと単純に、成果の出る1ヶ月あたりのレッスン頻度の目安だけ教えて欲しいという方には、月に10時間のレッスンをオススメします。これは初心者を想定し、インプット7:アウトプット3の割合で半年以内に成果が出やすい目安です。
オンライン英会話で成果を出す単純な頻度の目安
インプット7:アウトプット3で、インプットは自習する
200時間の中の3割のアウトプット=60時間は月平均10時間
この目安で頻度を考えると、1時間のレッスンを週2〜3回か、または30分のレッスンを週5回とし、それらの予習復習を同じ10時間、プラス隙間時間などの自習を10時間以上、合計月30時間以上の英語学習をするイメージです。
大雑把に考えれば毎日1時間の英語学習のうち、10時間をオンライン英会話でのアウトプットにあてる感じですので、そこまで無理なく、半年という期間で1レベル上のステージにいくという成果が期待できます。
ただし、これはあくまで成長という成果を半年くらいで出すという仮の目標設定をしたシミュレーションなので、あくまで目安にとどめてください。ここからより詳しく、オンライン英会話の頻度を決める考え方について解説していきます。
目的や目標が明確な人は頻度を逆算で決める
明確な目的や目標が決まっている人は、オンライン英会話の頻度を逆算から決めていきましょう。考え方はシンプルで、必要な学習時間を日割りで計算して1日あたりの学習時間を計算します。ただし、まったく余力がないと1つの失敗から一気に挫折してしまいますので、1ヶ月あたりで10〜20%程度は最初から何もしない日を想定しておきます。
またオンライン英会話は基本的にスピーキングのアウトプットと位置付けて、全体の英語学習の計画の30%を想定して頻度を考えていきます。
具体的に、現在初心者の方が1年後に中級者になるという目標を考えてみます。
現在初心者の方が1年後に中級者を目指す場合
1ヶ月あたり2,000分の英語学習
月の学習日数は25日、5日(16.6%)は何もしない
2,000分÷25日=1日あたり80分の英語学習
2,000分の30%、600分をオンライン英会話のアウトプットにする
1時間のレッスンを週2〜3回か、30分のレッスンを週5回
このように考えると、初心者の方が英語学習全体の3割のアウトプットを行う、オンライン英会話の最適な頻度が分かります。毎月5日は何もしない日があるので、急なスケジュール変更があっても十分リカバリーしながら1年後までたどり着くことは可能です。
この例で言うと目標から逆算して、全体で月に2,000分=約33時間の英語学習になりますので、この逆算の時点ですでにキツイと思う場合は、目標を見直したほうが良いです。また、オンライン英会話の頻度はアウトプットの分の計算なので、並行して7割のインプットをしていかないとなかなか成果は出ません。これも十分考慮に入れていないと、やはり目標達成の成果には結びつかなくなります。
目的や目標が明確であればオンライン英会話の頻度は大体自動的に決まりますので、続けられるかどうかを考えて、厳しそうなら目標設定を再考していきましょう。
英語学習の目標についてしっかり考えたい場合には、こちらの記事を参考にしてください。
オンライン英会話を楽しむ人は頻度を可処分時間から逆算
あまり明確な目的や目標がないか、またはとりあえず楽しむことがメインで厳密な成果を求めるわけではない方の場合、オンライン英会話は1つの新しいチャレンジとなります。このような新しいチャレンジを行なっていく場合には、自分が自由に使える可処分時間の10%程度を目安に変化を取り入れるように頻度を調整しましょう。
ただし、具体的な目的や目標がない状態で、休日も含めてガチガチにオンライン英会話の頻度を考えるのは少々無理があります。はじめは休日は一切英語学習はしないものとして考えるのがオススメです。
一般的な大人の方で、週休2日の方の具体例を考えてみます。
1日の仕事の時間は8時間、睡眠時間は7時間、その他食事・入浴・移動などの生活に必要な時間が3時間とした場合、可処分時間は1日6時間
週休2日の休みは一切英語の勉強をしない
6時間×22日=可処分時間は合計132時間
132時間の10%である13時間を英語学習のチャレンジに使う
13時間の30%=約4時間をオンライン英会話のアウトプットとする
1時間のレッスンを週1回か、30分のレッスンを週2回
このように、一般的な大人の方が英語学習をするには月13時間を目標に、そのうちの4時間分をオンライン英会話のアウトプットとするのが良いでしょう。他にも色々と外せないスケジュールがあり、忙しい社会人の方や主婦の方などの場合はこの半分と考えて、30分のオンライン英会話レッスンを週1回の頻度でスタートするのもアリです。
逆にまだ若い方で比較的自由な時間が多い方やチャレンジ意欲が高い方は、休日の可処分時間も計算に入れていきましょう。休日は仕事がないので可処分時間が112時間増えます。10%としても11時間増えるので、合計で24時間を英語学習に当てることができます。
週休2日の休日の可処分時間も計算に加える場合
14時間×8日=追加の可処分時間は合計112時間
112時間の10%である11時間を英語学習のチャレンジに使う
元々の13時間+追加11時間=1ヶ月あたり24時間の英語学習
24時間の30%=約7時間をオンライン英会話のアウトプットとする
1時間のレッスンを週2回か、30分のレッスンを週3〜4回
この計算をすると、かなり学習時間と共にオンライン英会話の頻度も増えています。あくまで成果よりも楽しむことを重視しつつも、半年から1年以内には1つ上のレベルに上がることもできるようになります。
もちろん最初の計算の仕方でも、年間で150時間くらいの学習時間を確保できるので、この学習頻度でも1年で成長を実感できる可能性は十分あります。さらに休日をオンライン英会話の時間に利用するかどうかは、英語力の成長という点をどこまで重視するかで使い分けることをオススメします。
成長を実感できる英語学習のゴール設定については、こちらの記事で具体的なレベルや学習時間の考え方を書いていますので参考にしてください。
とりあえずやってみる状態の人は習慣化を優先
明確な目的や目標がまだない人で、かつ忙しくてスケジュールも読みづらい人は、なかなかオンライン英会話の頻度を決めるのが難しい場合もあります。どうしても厳密な学習時間の決定ができない人の場合は、習慣化を最優先して決めていきましょう。
習慣化を優先したオンライン英会話の頻度とは、なるべく毎週・毎月、同じ曜日の同じ時間に固定でレッスンを受けることができる頻度のことです。最低は30分のレッスンを週1回ですが、できるなら週3回でも5回でも問題ありません。インプットの学習時間などは厳密には考慮せず、まずはオンライン英会話を続けることを目標に考えます。
ここで重要なことは、あまり成果を求めすぎないことです。目標がない上にスケジュールも決まらないわけですから、普通に考えて成長や成果を求めるのは無理があります。ですがそれでも一定の成果を出しつつ、楽しみながらやっていこうと思うのであれば、目標や時間からの逆算ではなく習慣にすることだけに集中するのが得策です。
1週間の中で、必ず自分でコントロールできる時間を30分だけ見つけることができれば、まずはそこで週1回の頻度でオンライン英会話をやってみるのが良いでしょう。
もし習慣化を考えずに単発で、たまたま空いた時間に、しかも特に目的や目標はない状態でオンライン英会話をやるとなると、ほとんどの方が失敗します。言うまでもないですが、たまたま空いた時間がオンライン英会話の時間ということになると、すでにそれは週何回などの頻度というものではなくなっています。
1週間の中に最低30分だけ、オンライン英会話のために固定する時間を作る、というシンプルなやり方がこの方法です。これだけでも本当に習慣化できれば、もちろん時間はかかりますが英語学習としての成果は出ます。なので、目標や計画は後回しという方でも、習慣化だけは最初に意識しておくことをオススメします。
少ない頻度でオンライン英会話の成果を最大化する方法
なるべく少ない頻度でオンライン英会話の成果を最大化するためには、レッスンではない部分で色々工夫することが必要になります。
学習時間を増やすことで単純に成果は出やすくなりますが、なるべく頻度を抑えて時間をかけず、効率よくオンライン英会話をしたいというのはもちろん誰しも思うところです。
以下のような点を意識することで、より少ない頻度でもオンライン英会話で成果を出すことができるようになります。
・忙しいなどの制限を利用する
・他者の失敗体験を参考にする
オンライン英会話の頻度を上げれば必然的に量を確保でき、これはもちろん重要な要素ではありますが、レッスンの質や環境などにこだわることも大事です。また自分が置かれている状況がとても忙しく、全然時間がないという人ほど実はチャンスだったり、他の経験者の方の意見を参考にするのも大事です。
それぞれポイントや注意点がありますので解説していきます。
オンライン英会話において意識すべき質
オンライン英会話の頻度が少ない時に、それでも成果を最大化させるために重要なことは、まずレッスンの質を高めることです。質が高ければ頻度を減らせます。レッスンの質とは、理解の速さや記憶への残り方、インプットとアウトプットのバランス、などといった部分です。
レッスンの質を考える上では、まず集中力と記憶力を高めることがとても重要で、オンライン英会話の頻度がどうしても少ないのであれば、1回あたりの集中力を上げ、なるべく記憶に残るようにしましょう。この集中力と記憶力ですが、これは気合や根性といった精神論ではなく、科学的に根拠のある方法に従ったほうがベターです。例えば学習する場所、仲間、時間帯、テキストなどです。
場所でも記憶力は変わりますし、時間帯によって集中力は上下します。休憩の取り方がうまい人や、予習などの準備が上手い人、仲間と一緒に自習する人などなど、あげればキリがないくらい様々なやり方があり、1つ1つを最適化していくと、オンライン英会話の頻度が半分でも通常と同じ学習成果を出せる人もいます。
一見遊んでいるように見えて学校の成績が良い人、仕事もプライベートも充実している人、このような人はたくさんいますが、同じ時間を使って違う成果を出すための質の改善には、集中力と記憶力を高めることが何より重要です。
こういったことは、色々と発信されている情報にアンテナを貼りながら、地道に1つ1つ改善していくのが一番です。全部を最適化してからと考えると、いわゆる完璧主義的な考えに陥り行動量が減ってしまいますので、やりながら環境を整えていきましょう。
忙しい人はその制限を利用する
人の創造力は制限があることによって高まるということが分かっています。オンライン英会話の頻度が少なく、やりたくてもなかなか時間が確保できない人は、実はチャンスなので創意工夫することを考えましょう。
無制限に何でもオッケーという状況では、人はなかなか工夫のアイデアが思い浮かばない傾向にあります。しかし制限された状態、特に忙しいという人は実はチャンスで、忙しいことによって工夫がなされ、結果として英語学習が成功する可能性が高まります。
制限がある状況に対しては、2つの考え方があります。1つは制限を言い訳にして諦める道、もう1つは制限をアイデアに変える道です。そして制限のある状態を力に変えてアイデアを出していくには、水平思考というものを使います。
水平志向の反対は論理的思考といい、こちらは比較的分かりやすいかと思います。いわゆる物事の原因と結果を考えていく方法です。これを忙しい状況に当てはめていくと、忙しい、だからできない、という考えになってしまうのが論理的思考です。これではせっかくの制限された状態を活かすことができません。制限された状態から創造性を発揮してアイデアを出し問題解決するときには、水平思考を使います。
水平思考とは全く別の角度から、見方を変えて解決策を探す方法になります。例えばお金を稼ぐということに対して、一生懸命働く、仕事の効率をあげる、そのためのスキルを学ぶ、といったものは論理的思考になりますが、水平思考になると、起業する、転職する、投資する、副業をする、などといった別角度からの解決策が見えてきたりします。
このような違ったものの見方、多角的な視点を持つようにすることで、忙しくてオンライン英会話の頻度が少ない、という問題を解決できるアイデアを探ってみてください。
ちなみに論理思考も水平思考も、それぞれ得意な人、苦手な人がいると思いますが、どちらも後天的に鍛えることが可能な能力です。水平思考に関していうと、特にクリエイティブな発想、創造性を鍛えることが必要ですので、その方法を簡単にご紹介します。
創造性を鍛える方法
創造性を鍛える方法も色々ありますが、中でも簡単で誰にでもできる方法を1つご紹介します。それは1人の時間を持つことです。人の創造性は1人の時に高くなることが分かっており、チームなどで会議をしたとしても創造的な解決策はあまり出てきません。
水平思考で問題解決に当たりたい時には、1人で考えたほうがよりたくさんのアイデアが浮かびます。この事実をまずは知って、自分1人になる時間を使ってオンライン英会話の頻度を上げるアイデアを考えてみましょう。
1人で物思いにふける時にアイデアが閃くというのは昔からある話で、かつては3上という言葉がありました。これはアイデアが閃く瞬間を示した言葉で、馬上・厠上・枕上の3つ、馬に乗っている時、トイレに行ったとき、寝る前、この3つのタイミングでアイデア出しをすると閃きやすかったそうです。
現代でもアイデアが閃きやすい瞬間というものがあり、それはすでに科学的に判明していまして、今は圧倒的にシャワーを浴びている時だそうです。お風呂の時間にアイデアを出す考え事をしてみることで、意外と簡単に水平思考が働きオンライン英会話の頻度という問題も解決できるかもしれません。ぜひ使ってみてください。
成功体験ではなく失敗体験を聞く
オンライン英会話の頻度は何回くらいが最適か?という質問を、英語学習で成功した人に聞いてもあまり意味はありません。なぜなら、週1でも毎日でも成功する人は成功してしまうので、それが自分に当てはまるかどうかという参考にはならないからです。
巷には、私はこうして英語が話せるようになりました、というような情報がたくさんありますが、そういう情報は実はあまり役に立ちません。なぜかというと、科学的には人の成功体験は基本的に再現性がないと言われていて、自分には当てはまらないことがほとんどだからです。成功の法則というのは基本的には存在しませんが、一方で失敗の法則は実は明確に存在しています。失敗する時というのはどういうわけか、皆同じ道を辿るということが分かっているのです。
英会話にも同じことが当てはまり、例えば筆者が見てきたフィリピンセブ島全体の留学生の傾向などにおいても、成功する道筋は人によってバラバラなのですが、失敗する人には同じ共通点があります。それを知って、そうならないように心がけていれば、実は自ずと成功するというのが重要な考え方になります。
特にオンライン英会話のレッスン頻度などは、成功者のマネをしないほうが良い典型的なものの1つです。1日10時間の勉強をする人も、1日15分の勉強をする人も、どちらにも成功も失敗もありえます。この考え方を知れば、無駄な成功体験談はあまりみる必要がなくなるので、情報の取捨選択も早くなります。〇時間勉強すれば成功する、とか週〇回のレッスンで成功!といった言葉には騙されないように気をつけましょう。
他者に意見を聞くのであれば、失敗した経験のある人からどういう点に問題があったのかをしっかりと聞いて、それを回避できるような方法を探るのがベターです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
オンライン英会話のレッスン頻度は、最初から頻度ありきで考えるのではなく、目標などの他の要素からの逆算で決まってくるというのがポイントになります。そして頻度が少なくても工夫次第で成果は変わってきます。うまく時間を使えるように工夫していきましょう。
それではまとめます。
オンライン英会話の最適な頻度は?
少ない頻度でオンライン英会話の成果を最大化する方法
オンライン英会話の頻度に決まった答えがあるわけではなく、目的や目標によって変わってきます。そして、どんな状況でも継続して成果を出すことはできますので、頻度だけに目を向けずに進めていきましょう。
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[…] この4つのステップですが実質やることは3つ、集中→やめる→リラックスですね。こうすると閃きが起きるわけですが、それぞれのステップでハイレベルなクオリティで実践する必要がありますので、まずはメリハリをつけることからチャレンジしていきましょう。思いっきり集中して考えて、答えが出ないなら、パッとやめてリラックスすることです。リラックスのステップで頭を使ったりすると閃かないので、他の勉強をしたりゲームをしたりしてはダメです。日本人は特にこのリラックスが下手な人が多いと思いますので、何にもしないでボーッとするくらいの意識でも良いかもしれません。こちらの記事、オンライン英会話の最適な頻度は?忙しい人が成功する学習頻度の考え方でも創造力に触れていますが、シャワーを浴びている時に閃きやすいというのはまさにこの、リラックスのステップが自然と満たされるからです。全力で集中した後に、潔くパッとやめてお風呂に入ってボーッとしているその時、ハッと知識が繋がり答えに至る閃きが舞い降りてきます。ぜひチャレンジしてみましょう。 […]