こんにちは!English24(イングリッシュ24)です。
オンライン英会話を始める時に、フィリピン人の講師で大丈夫なの?と考えたりしませんか?比較のポイントは発音、分からない時の対応、レッスンの価格の3つですが、日本人向けのオンライン英会話にフィリピン人講師が最適な本当の理由はまったく別のところにあります。
フィリピンに5年住んでいる筆者の結論ですが、日本人が英語を話せない理由とフィリピン人の英語講師が最適と言える理由は同じポイントです。日本とフィリピンで真逆の価値観と文化がありますので、実際にフィリピン人講師にはどういった良さがあるのか見ていきましょう。
?この記事で分かること
・オンライン英会話にフィリピン人講師がオススメな本当の理由、自己肯定感
・オンライン英会話を利用する時の、講師の選び方や注意点
この記事を書いている筆者は、フィリピン在住5年、語学学校勤務3年の英会話講師兼アドバイザーです。数百人の留学生やオンライン英会話の受講生の指導をさせていただきながら、彼らと向き合ってきた中で得た知識と経験を元に、最新の科学論文に基づいた根拠を交えてお伝えします。
日本人向けオンライン英会話にフィリピン人講師が最適な本当の理由
日本人向けのオンライン英会話においてフィリピン人講師が最適な本当の理由は、フィリピン人講師の英会話レッスンが自己肯定感を高めてくれるからです。
フィリピンという国は、国全体で国民の自己肯定感が非常に高いです。もちろん、レッスンが安くできたり、母国語ではなく第2言語として英語を習得しているから、といった理由も大事になってきますが、日本人向けのオンライン英会話の講師として圧倒的にフィリピン人が優れているのは、この自己肯定感になります。
自己肯定感についての詳しい説明は、こちらの記事を参考にしてください。
筆者はこの自己肯定感が低いことが日本人が英語を話せない理由として大きいと考えていますので、自己肯定感を下げることなく、むしろ育てることが得意なフィリピン人は日本人が学ぶオンライン英会話講師の最適解になります。
自己肯定感を高めることは、日本人講師やネイティブ講師でもできるのでは?とお思いかもしれませんが、フィリピン人の自己肯定感は日本人の想像を遥かに上回ります。この点について詳しく解説していきます。
フィリピンは極めて自己肯定感の高い国
まずはデータをみていきますが、13歳〜29歳の若者を対象とした内閣府の調査によると、アメリカやヨーロッパ諸国では「自分に満足しているか」という質問に対してYesが80%以上であるのに対し、日本の若者はYesがわずか45%でした。
またリンクトインジャパンがアジアなど9カ国のリンクトインのユーザー1万人以上に対して行った調査では、「仕事の機会を得て、それを実現していく自信があるか」という質問に対して、フィリピンはインドやインドネシアについで3位ですが、日本は9カ国中最下位で自分で仕事を得てやっていく自信が最も低い国となっています。
さらにこの調査では、「日本で実現したい仕事の機会を阻む要因」を聞いていますが、理由として上がったのは「個人の財務状況」(26%)、「失敗に対する恐れ」(24%)、「自信がない」(23%)が上位3つの理由です。
データが示す事実をまとめると、アメリカやヨーロッパ、アジア諸国など、どこと比べても日本人の自己肯定感は圧倒的に低く、失敗に対する恐れと自信のなさ、そして経済的理由から行動できなくなっていることが分かります。
一方フィリピンは、貧しい国ではありますが1人1人は自己肯定感が高く、苦境においても職を得て生き抜くことができるというように、自分を極めて肯定的に捉える傾向があります。
私がフィリピンに5年住んでいて感じることはまさにこのデータと一致するもので、フィリピン人は非常に自己肯定感が高いです。何もなくても、貧しくてお金がなくても、それでも自分たち1人1人にはちゃんと価値があると分かっていて、非常に幸福度も高いと思います。
筆者が目に見えて実感している経験では、まずフィリピンでは、基本的に子供のことを怒りません。5年住んでいて、公共の場で親が子供を叱り付けたことは一度も見たことがありません。
また仕事において、上司が人前で怒鳴り散らしたりすることはご法度で、必ず1人1人と対話するのが基本になっています。これらの全てが手放しで良いこととは思いませんが、日本人に足りないものが含まれていると思いますので、その点は謙虚に学んで取り入れるほうがより良い選択だと、筆者は考えています。
高い自己肯定感を育てるフィリピンの文化と英語教育についてはこちらの記事を見てみてください。
このように、データと私自身の経験の両面から、フィリピン人の自己肯定感は日本人と真逆と言ってもいいほど高いです。
日本人講師は自己肯定感のプロではない
オンライン英会話の日本人講師というのはどういう人たちでしょうか?前項で紹介した内閣府の調査には続きがあります。自分自身に満足していると答えた人を分析すると、そういった人はボランティアに参加していることが多く、留学など海外へ出ることに対しても意欲的であるということが分かっています。
筆者は留学だけでなく、自己肯定感はオンライン英会話も含め、英語でのコミュニケーションへの積極性、日本ではないところへ出ていって、何か新しいことにチャレンジしてみようという行動力などに直結していると考えています。
ここで1つ問題になるのは、日本人講師は自己肯定感を高めることはできないのか?ということです。上記の傾向から、今すでに英語が話せるようになっていて、英語を教える立場にある人たちは自己肯定感はおそらく高いでしょう。しかし、その人たちの全員が自己肯定感が低い人のことを理解して、それを高めることも踏まえて英会話指導をしているかどうかは疑問です。
彼らはどちらかというと、英語のテクニックや根性論、あるいは機械的な戦略や習慣だけに頼りすぎる傾向があり、メンタル面での自己肯定感を含めて、包括的に考察し英会話指導に当たっている人は、今まで筆者の経験上は1人も見たことがありません。
もちろん単に会ったことがないだけかもしれませんし、それぞれの良さがあることですので絶対とは言いません。しっかり理解している方もいることでしょう。ですが、フィリピン人が最初から自己肯定感を高める教育のプロであるのに比べると、全体平均としては現状では日本人講師は厳しいと言わざるをえません。
ネイティブ講師の場合は一長一短
オンライン英会話のネイティブ講師はどうなのでしょうか?彼らも国全体としては自己肯定感が高く、そうなっていく方向に教育するのはおそらく上手いでしょう。
ネイティブ講師の問題は実はそこではなく、ネイティブ講師と一口に言っても色々な人がいるということです。日本人が日本語講師をすることを考えれば分かりやすいですが、日本人なら誰でも日本語を教えることができるわけではありませんよね?
普通の日本人は、日本語の発音や文法のことなど考えたこともないはずで、ましてそれを教えるというのは無理です。同じように英語においてもネイティブであれば誰でも良いというわけではないのですが、単にネイティブであるというだけの人がオンライン英会話の講師になるというのが実はかなり多いです。
分かりやすく見分けるポイントは料金になるのですが、オンライン英会話でも英語を教えるプロフェッショナルのネイティブ講師は間違いなく値段が高いので、安すぎる場合は何か問題があるか、またはよくよく見たらマンツーマンレッスンではなくグループレッスンである、というケースがほとんどです。
また、日本人は英語についてはかなりネイティブを意識する傾向が高いですが、実際の世界の英語人口に占めるネイティブの割合はかなり低く、どちらかというえば英語は非ネイティブの人同士で話す機会が最も多いので、この点でもオンライン英会話においてネイティブ講師が良いという理由がなくなります。
ネイティブ講師が良いとする人は大体その理由が、だってネイティブだから、ネイティブの方が良いに決まってる!ということくらいしかないので、ある特定の国に行くことが決まっている状況でもない限りは、オンライン英会話においてはネイティブ講師よりフィリピン人講師のほうがたくさんのメリットがあります。
先生選びに適したオンライン英会話のチェックポイント
ここまで、筆者がオンライン英会話においてフィリピン人講師をオススメする理由、自己肯定感についてとネイティブ講師について、経験とデータを踏まえながらみてきました。
フィリピン人のオンライン英会話講師は、自己肯定感を含む日本人に必要な英語指導の条件を満たしている講師ばかりです。間違いを恐れず英語を話していかないと英語力は上がっていかないので、その土台となる自己肯定感を同時に育てていくフィリピン人講師の英語レッスンは、日本人の英語の問題点の多くを解決してくれます。
オンライン英会話でいかに自己肯定感が重要なのか、またフィリピンという国の文化に裏打ちされたフィリピン人講師のレッスンの特徴についてはこちらの記事も参考にしてください。
ここからはさらに、オンライン英会話で実際に講師を選ぶ際の注意点などについて深掘りして解説していきます。
講師を選ぶ時はバラバラでも固定でもなく、半固定にしよう
オンライン英会話の講師は柔軟に選べるほうが良いです。フィリピンではオンライン英会話講師という職業は人気がありますので、たくさんのフィリピン陣講師が在籍しているサービスは多いです。ですが、毎回バラバラだったり、逆に完全に1人に固定というのはあまりオススメできません。
まずバラバラになってしまうと、レッスンの連続性が薄れ、自分のことを深く分かっている講師がいない状況になってしまうので、問題点や課題をクリアしていく時にどうしても不利になります。一方で、毎回固定で同じ講師とだけ会話をしていると、その講師の発音や癖に慣れすぎてしまい、いざ外に出てみたらあまりよく分からなかったというケースが起こりえます。
なので、自分の中でオンライン英会話のメインとなる講師を1人決めて、しかし毎回同じではなく少し他の講師のレッスンも混ぜる、といったような講師の選び方がオススメです。フィリピン人の講師と日本人は基本的に相性が良いので、何人かお気に入りの先生がいるのが理想です。
またオンライン英会話を続ける上では特に、講師が半固定の状態であれば、毎回同じ講師ではないことで飽きるのを防いだり、レッスン内容のマンネリ化を防止したり、多少の緊張感をプラスすることができたりなど、さらに複数のメリットを得ることができます。うまくレッスンスケジュールが組めるように複数の講師との関係性を築いていきましょう。
講師に迷ったら、目標と習慣化を基準に絞り込もう
オンライン英会話の初心者の方は、英会話の世界の情報量の多さに戸惑い、何が何やらよく分からないことが多いはずです。それに加えて講師が数百人いて、その中からベストな1人を選ぶというようなことになると、それはまず不可能です。
オンライン英会話を始める上では、自分が選べる講師は実は多すぎない方が良く、科学的にも人はあまりに多すぎる選択肢の前では、かえって選べなくなってしまうということが分かっています。ですから、選択肢は絞るようにしましょう。
オンライン英会話をしているフィリピン人講師はたくさんいますが、講師選択の絞り方は彼らの特徴や相性よりも、自分の目標や習慣化などの基準が重要です。
目標が明確であれば、それを達成した過去の実績があるフィリピン人講師が望ましいですし、習慣化の基準の場合は毎回同じ時間にできるかどうかが重要です。何曜日の何時に対応しているかなど、まず学習時間を固定できそうな講師を選ぶということがオンライン英会話の成功の秘訣です。
レッスンのクオリティや内容は、その絞り込んだ講師の中で試しながら進めていけますので、曜日や時間が合わないことで習慣化が難しくなる方が弊害は大きいです。こういった点を意識していくと良いでしょう。
日本語サポートのアドバイスを活用しよう
英会話においては、プロの的確なアドバイスは時間と労力を短縮する上で非常に大事です。特にお子様がオンライン英会話でレッスンを受ける場合などに、保護者の方が全部を網羅して最適なものを選び出すことは困難ですので、日本語サポートを利用してアドバイスを受けるのが確実な近道になります。
オンライン英会話のカリキュラムやテキスト、レッスン内容などの細かい点について、個別のフォローを受けられるサービスはあまりありません。ですが、なるべくプロのアドバイスが聞ける状態で、どの講師が良いかといったオススメも教えてもらえるほうが、選択肢が絞られて選びやすくなります。
フィリピン人講師にもそれぞれ得意分野があります。初心者の方が自分でそれを1人1人判断し決めていくのは、時間も労力もかかりすぎます。オンライン英会話における講師選びは自由度だけが全てではないので、的確なサポートが受けられるかどうかも意識して確認しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
フィリピンは国民全体の自己肯定感が非常に高く、それを土台としてオンライン英会話をしているのがフィリピン人講師です。英会話の上達には、間違いを恐れずに話すことが大事ですが、フィリピン人講師は根底にある自己肯定感から考えて、行動しチャレンジしていくようにレッスンができます。
オンライン英会話においては本当にオススメですので、ぜひ体験レッスンなどを利用して試してみてください。
それではまとめます。
日本人向けオンライン英会話にフィリピン人講師が最適な本当の理由
講師を選ぶときの注意点
自己肯定感がチャレンジする行動の根本ですので、オンライン英会話へのチャレンジにはぜひフィリピン人講師のレッスンを活用していきましょう。
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[…] フィリピンは日本とは対照的にとても自己肯定感の高い国ですので、日本人のオンライン英会話にはフィリピン人講師がオススメです。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。 […]
[…] また先生に関するより具体的な話として、オンライン英会話でフィリピン人講師がオススメな理由についてはこちらにまとめています。セブ島在住5年の筆者の独自視点の記事なのでぜひご覧ください。 […]