こんにちは!English24(イングリッシュ24)です。
英語学習を始める最初の時点では、目的がないのは普通です。もちろん英語学習の成果を出していくためには目的があったほうが良いので、目的を発見するための情報収集という、シンプルな1つのアクションプランをご紹介します。目的がない人がやるべき行動のポイントや、考える期間、検討する要素について解説します。
💡この記事で分かること
・英語学習の目的がない人にオススメの、自己理解の情報収集というアクションプラン
・自己理解の情報集で意識すべきポイント、考える期間、検討する要素
この記事を書いている筆者は、フィリピン在住5年、語学学校勤務3年の英会話講師兼アドバイザーです。数百人の留学生やオンライン英会話の受講生の指導をさせていただきながら、彼らと向き合ってきた中で得た知識と経験を元に、最新の科学論文に基づいた根拠を交えてお伝えします。
英語学習の目的がない人のための1アクション
英語学習の目的がない人にやってほしいアクションは1つだけ、情報収集です。ただし、これは一般的な英語学習に関する情報集めではなくて、とりあえずやってみた上で自分がどう感じるかという、自己理解のための情報収集になります。
まず目的や目標についてですが、これは基本的に何かをやり始めてみないと答えが出ません。
この順番です。なので、とりあえずやってみるというのはとても重要なことになります。英語学習の目的をより具体的に考えたい方はこちらの記事を参考にしてください。
英語学習の目標を立てようとお考えの方はこちらの記事も見てください。
英語学習はなるべく明確な目的や目標があったほうが成果を出しやすくなります。ですが、初心者の方や子供が英語学習にチャレンジする場合には、最初は目的がないのが普通で、無理に考えてもよく分からずに時間の無駄になってしまいます。
目的がない状態を解決するにはとりあえずやってみることが一番なのですが、このとりあえずやってみることの目的は情報収集であり、自分にとって楽しいのか、面白いのか、続けられそうか、などの未来予測を立てるための手がかりを得ることが大事です。このとりあえずやってみるお試しのアクションでは以下の3つを意識しましょう。
・24時間で一度答えを出してみる
・お試しの8〜10倍程度を目指せるかどうか検討する
それではこの意識すべき3つのポイントについて、詳しく解説していきます。
自己理解のための情報収集
英語学習の目的がない人は、自己理解を深めることで目的を発見することができます。自己理解の手がかりとなる情報を集めるためには、自分がどう思ったかやどう感じたかという、自分の意見や感情の動きを観察し、言葉にしてアウトプットすることが大事です。また、その考えや感情の理由についても言語化できるとさらに良いです。
目的がない人がとりあえずやってみるというアクションには、情報収集を意識的にやること、その情報を言語化すること、この2つは欠かせません。漫然とやっても結局よく分からなかったで終わってしまう可能性が高いので、英語学習の目的を探すのが最初の目的だと割り切って、とりあえずやってみることに徹してみましょう。
また、英語学習の初心者の方で目的がない場合には、とりあえずやってみるということが実は結構大変な場合があります。不安や間違いに対する恐れなどで、とりあえずやることが難しくなっている方は、自己肯定感を育てることが優先と言えます。
フィリピン人講師の英会話レッスンは、自己肯定感を高める英語教育として非常にオススメですので、気になる方はこちらの記事をご覧ください。
24時間で一度答えを出してみる
とりあえずやってみるという行動は、長期に渡って続けるよりも、短期的に一度答えを出したほうが良いです。英語学習の目的がない状態でずっとお試しというわけにはいきませんので、オススメは24時間を一区切りとして、その時点での答えを出してみるという方法です。
なぜ24時間かというと、ある物事に対して、一般的な人よりも少し何かに詳しくなるのは20時間程度で十分だからです。何かの分野で一流になるには1万時間の法則という考え方がありますが、何かにちょっと詳しくなる方法には20時間の法則というものがあります。
20〜24時間程度の期間である物事についてとりあえずやってみて、このお試し期間は自己理解の情報収集に徹するというやり方をすることで、英語学習の目的が見えてきます。この方法は、他のスポーツや読書、仕事などでも応用できます。
ある仕事に向いているかどうかを知りたい時には、とりあえず4時間くらいの週2のアルバイトを1ヶ月くらいやってみれば良いわけです。英語学習であれば、1日30分のオンライン英会話とその予習復習でトータル1時間、週2回ペースなら2〜3ヶ月、週5でやれば1ヶ月以内に答えが見えてきます。
この20~24時間ほどの時間は、1ヶ月程度の間に新しい物事を1つチャレンジしてみるのにピッタリで、浅すぎず深すぎず、程よく情報収集しながら、辛かったらサッとやめることもできるオススメの期間設定です。
お試しの8〜10倍程度を目指せるかどうか検討する
自己理解の情報収集に徹して、とりあえずやってみて24時間ほどのチャレンジをした段階で、そこまでに理解できたことから英語学習の目的を決めていきます。まだ漠然としているかもしれませんが、目的がない最初の状態からすれば、かなり見えやすくなっているはずです。
まず第1のポイントは200時間の学習時間の確保が見えるかどうかで、24時間を目安に一区切りしているわけですから、それの8〜10倍程度を続けられるかどうか判断しましょう。英語学習は約200時間の学習を目安に1段階上のレベルを目指すことが可能と言われていますので、これが見えれば英語学習の成果を出せる可能性はかなり高くなります。
より詳しい200時間ごとの英語学習のゴール設定の目安については、こちらの記事を参考にしてください。
この200時間という区切りは、英語学習の成果にこだわって成長することがメインの目的の場合には重要になります。200時間の学習時間の確保にもし1年かかるとしたら、あまり短期的な実感としての英語のレベルがアップは期待できません。これは、200時間以下の学習時間は意味がないということではなく、これ以下の学習時間の場合は、成長が目に見えて表れにくいということです。
英語学習における成長は、基礎学習の間はしばらく横ばいの状態が続き、後から急激に伸びる瞬間がやってきます。このブレイクスルーと呼ばれる瞬間までは、300〜500時間かかるとも言われており、その間はずっと横ばいであまり変化がないように感じられます。これが1年以上続く状態だと精神的に辛くなりますので、この段階の判断で200時間の学習時間の確保が難しいのであれば、まずは楽しむことを優先目的にするという考え方にするのがオススメです。
目的がないと悩んでいる方にとっては、あまり成長という成果ばかりを意識するは現実的ではありません。英語学習の目的は楽しむことや将来の準備という位置づけで、コツコツと少しずつやっている方はたくさんいますので、それ自体は問題ないことです。
このあたりの見極めをするのが目的を決めるということであり、200時間が1つの目安になりますので、とりあえずやってみるお試しアクションとしては良い区切りが付けられるポイントだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
英語学習の目的がない方でも、24時間を有効に使ってとりあえずやってみるのは、その後のチャレンジや方向性を判断していくのにかなりオススメの方法です。もちろんすぐに明確な目的が見つかって、高い目標でガンガンチャレンジする人もいれば、まだはっきりは分からないので、ゆっくりと楽しみながらやっていく人もいます。
英語学習の目的に正解はありません。自分の考え感情が動いた方向に向かって進んでいきましょう。
それではまとめます。
英語学習の目的がない人のための1アクション
英語学習については情報過多といえる状況ですが、目的がない人の場合は英語学習そのものの情報よりも自己理解の情報収集の方が有効ですので、ぜひ試してみてください。
コメント
[…] この考え方をうまく使えば色々と短期的なチャレンジをすることが可能です。応用の1つとして、英語学習の目的がない人でも短期集中で目的を発見するアクションプランをご紹介していますので、良かったらこちらの記事もご覧ください。 […]