フィンランドの英語教育がスゴイ!子供がゲームで遊び英語力もアップ

こんにちは!English24(イングリッシュ24)です。

あまり知られていませんがフィンランドの英語力は世界でもトップレベルです。ですがヨーロッパに位置する国とはいえ、母国語のフィンランド語は英語とはかけ離れた言語体系なので、フィンランド人が英語を習得するのは本来非常に困難なはずです。

どういった英語教育、どういった環境で今の英語力を身につけているのか?日本と近い状況で参考になるポイントを解説していきます。

💡この記事で分かること

・フィンランドの教育制度
・フィンランドの小学校で教える単語や文法
・フィンランドで英語が必要な娯楽環境

この記事を書いている筆者は、フィリピン在住5年、語学学校勤務3年の英会話講師兼アドバイザーです。数百人の留学生やオンライン英会話の受講生の指導をさせていただきながら、彼らと向き合ってきた中で得た知識と経験を元に、最新の科学論文に基づいた根拠を交えてお伝えします。

 

フィンランドの英語教育がスゴイ!子供がゲームで遊び英語力もアップ

フィンランドは優れた英語教育で成果を上げている国の1つです。そして、フィンランドという国は日本と似ている部分がたくさんあるので、単にスゴイというだけでなく、今後の日本の教育の参考になる部分があるはずです。

まず、フィンランド人の気質は人見知りで、国内でもそれほど英語を話す機会が多いわけではないそうです。そして母国語であるフィンランド語はウラル・アルタイ語族と呼ばれる、英語とは全く違う系統の言語です。なので、フィンランド語と英語はかけ離れていて、両方の習得にはかなりの時間を要するとされています。

このあたりの事情は日本とよく似ている部分です。このような状況の中で、世界でもトップクラスの英語力を持つ国がフィンランドですので、その教育システムや考え方をぜひ見ていきましょう。

ポイントは以下の3つです。

 

・教育制度
・単語と文法の基礎学習
・日常で英語に触れる機会

 

他のヨーロッパの国では、母国語と英語が近い言語のため、一切文法をやらずに習得できてしまうケースもあるようですが、フィンランド語は英語とは違う言語体系のために、フィンランドでの英語教育ではしっかりと文法も教えるようです。このあたりも注目しながらみていきましょう。

 

英語は必修ではない!フィンランドの教育制度

フィンランドの教育制度では、多くの国々と同じく外国語の授業は小学校3年生から行われるようです。しかし、英語が必修というわけではなく、他の外国語を選択することも制度上はできます。ただし、99%は英語を選択するとのこと。

カリキュラムなどは学校や先生単位で自由にテキストを選択することなどができ、先生のオリジナル教材なども学校で使用可能です。自治体などによっては、早いところで小学校2年生から授業が行われるところもあるとのこと。

授業の時間数を日本と比較すると驚きの結果でしたが、小学校〜高校までの外国語の合計授業数がフィンランドでは684時間なのに対して、日本では928時間とのこと。

つまり教育制度としては、小学校3年生の早期に外国語学習を開始し、その後の中学・高校などでは日本よりも少ない授業時間数で高い英語力を実現させています。

この結果から言えることは、日本の中高では受験対策がメインになりすぎていて、実用性のない英語の授業に時間をかけすぎている可能性が否めません。

 

文法は参加のルール!小学校のうちに文法を学習

フィンランドの小学校5年生のクラスでは、日本でもおなじみの現在形や過去形などの時制といった文法項目を授業で教えています。日本で中学3年生までに習うような内容は基本的に小学校の5〜6年生で習うようです。

教員の考え方としては、文法というルールを知らずにどうやって英語を話すのですか?という見解とのこと。このあたりは、母国語が英語と違う言語体系であるフィンランドと日本で共通する重要なポイントでしょう。

小学生にとっては内容が難しすぎるのでは、という疑問に対しては、むしろ小学校で勉強が楽しく、英語が楽しいうちに文法も全部教えきるほうが良い、という考え方のようです。また、国語であるフィンランド語が疎かになるのでは、という部分については、だからこそ小学校5年生まで待って、それまでに母国語での会話や思考をしっかり身につけさせるとのこと。

そしてさらに大きな違いとしては、小学校〜中学校で使う単語が日本は約1500語なのに対しフィンランドでは1万1758語というとんでもない単語量を扱います!フィンランドの子供たちは日本の10倍近い単語を目にしながら英語学習を行うのです。

ただし、いわゆるテスト勉強のような暗記を目的とはしておらず、1万以上の英単語を子供たちにとにかく聞かせて、目に触れさせるように、いわゆる英語のシャワー状態を重視しているようです。

何が正解かは分からないことですが、フィンランドの小学生の英語力は日本の大学生を上回るレベルであり、にも関わらずそれは選択制の外国語であって、しっかりと母国語のフィンランド語で国内の日常のやり取りをしています。

実用的な会話重視の英語教育のヒントとしては、フィンランド式のやり方は非常に参考になると思います。

 

英語はゲームへの参加券!遊ぶために英語が必要なフィンランド

他の国でもある程度共通していますが、フィンランド国内のテレビ番組や映画、ゲームなどを楽しむためには英語が必要です。そのため、フィンランドの子供たちは遊ぶために英語が必要ですし、英語教育自体もゲームのように楽しく設計されています。

オンラインゲームのようなビデオゲームは全部英語でのやり取りになりますので、ゲームは英語教育の特効薬という認識になっているほど、子供たちにとって英語はゲームをするために当たり前のものとなっているようです。

近年の統計データでは、従来は女子のほうが良かった英語の成績が、ゲームをプレイして遊ぶ男子のほうが英語の成績で上回るという現象が起きており、ゲームに熱中することが英語の勉強になると言うのは、すでに数値しても表れ始めています。

ゲームなどの娯楽コンテンツが英語教育に役立っている国は他にもたくさんありますが、フィリピンもその1つです。フィリピンの英語教育が気になる方はこちらの記事を参考にしてください。

 

日本では、日本語で楽しめる国内のコンテンツが豊富ですし、海外の作品も全部日本語訳されているので何も困りません。仕事にしても、生きる上での英語の必要性はかなり弱いです。

また旅行というのも英語学習の1つのモチベーションですが、日本では国内旅行でも非常に様々なことが楽しめます。しかし、フィンランドでは旅行したいなら英語は当然でしょ、という認識のようです。地続きの他の国ではフィンランド語が通じませんので、あちこち旅するのにそもそも英語が必要なのです。

このように、母国語のフィンランド語と英語はかけ離れた言語でありながら、日常の中で英語が必要な娯楽がたくさんあるという状況がフィンランドの1つの特徴であり、これはテクノロジーが進化した今では、日本でも同じような状況を作るのが難しくはないことでしょう。ここがうまく変化したら、日本の子供たちは遊んでいるうちに英語が話せるようになる可能性も十分あります。

もしこういうった状況が日本国内では難しいとしたら、それはおそらく今の大人世代の日本人にとって難しいだけのことで、そういう意味では特に、日本全体の大人世代の認識が変化しない限り、日本で本当に実用的な英語が浸透するのも難しいかもしれません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

フィンランドは日本に近い状況を抱えつつ、子供が高い英語力を身につけることに成功しています。筆者は個人的には、教育制度、学習内容、日常の中にある英語など、多くの点で日本が学ぶべき点が一番多い国だと思います。

国によって英語教育の目的やモチベーション、必要性も違ってきますので一概に正解を決めることではないですが、数字が出ていることについては知っておいたほうが良いかと思います。

それではまとめます。

 

フィンランドの英語教育がスゴイ!子供がゲームで遊び英語力もアップ

・まず前提として、フィンランド語は英語とかけ離れた言語で、フィンランド人の英語習得はかなり難しいことである。
・フィンランドでは英語は必修ではないが、99%が小学校3年生から英語を選択して学ぶ。高校までの総授業数は日本より少ないにも関わらず英語力は高い。
・文法は小学校5年生からしっかり教える、小学校でも1万語以上の単語を扱い、子供たちを多くの単語に触れさせる。
・ゲームをしたい子供たちは、英語を知らないとできないので自動的に覚えるし使う。旅行にしても同じで、娯楽を楽しむには英語が必要な環境。

フィンランドといっても日本人にはほとんどイメージがつかない国ですが、先進的な英語教育をしていると思います。個人レベルでも英語教育の参考にしていきましょう。

コメント

  1. […] […]

  2. […] 日本の英語教育のように文法学習をしつつも、高い英語力で英会話ができる国の1つにフィンランドがあります。非常に日本の参考になるフィンランドの英語教育については、こちらの記事にまとめていますのでご覧ください。 […]

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