勉強は憂鬱?オンライン英会話が続く、憂鬱を吹き飛ばすやる気のコツ

こんにちは!English24(イングリッシュ24)です。

勉強というと憂鬱な気持ちになってしまう人はいませんか?オンライン英会話で英語の勉強をするという意識になると、どうしても憂鬱に感じられることがあります。

目的がない勉強は基本的に続かないので、まずは目的を意識することが大事です。ですが、目的が大事だという基本的なことは分かった上で、それでもとにかく今の目の前のことにやる気が起きない、ちょっと憂鬱だなと感じている方へ、誰もが体験する勉強のやる気が出ない理由を考えながら、今日からできるちょっとした工夫をする方法をご紹介します。

💡この記事で分かること

・オンライン英会話が憂鬱になる理由と解消方法
・憂鬱を解消する具体的なやり方とポイント

この記事を書いている筆者は、フィリピン在住5年、語学学校勤務3年の英会話講師兼アドバイザーです。数百人の留学生やオンライン英会話の受講生の指導をさせていただきながら、彼らと向き合ってきた中で得た知識と経験を元に、最新の科学論文に基づいた根拠を交えてお伝えします。

 

オンライン英会話で「勉強」すると憂鬱になってしまう理由

オンライン英会話が憂鬱に感じられてやる気が出ない人は、いわゆる「勉強」をしたくないという気持ちになっている可能性が高いです。勉強をしたくない人の大半は基本的に学生時代の「勉強」が嫌いでしょう。そしていわゆる「勉強」が嫌いな理由は、今の日本で学生時代に行う勉強が、将来的に役に立つとは感じられないことが多いからではないでしょうか?

それができたら何になるの?やっても意味なくない?という言葉で勉強を否定したことがある人は多いでしょう。歴史の年号を暗記してどうするの?数学の定理を知ってても大人になったら使わないじゃん、という感じです。確かにそれも否めないところで、筆者の経験でも学生時代に勉強した内容を大人になってから全部使っているとは言い難いです。

学校の勉強は人生において意味があるはずだと思って行われているものですが、行動の意味を考える上で例えばゲームをするのはどうでしょうか?ゲームの知識にどのような意味があるかは人それぞれですが、放っておいても自分で調べてドンドン吸収し、すぐにゲームアプリを起動して即座にアウトプットできますよね?でもゲームをやることの意味がどれほどあるかは疑問に思う人は多そうです。

これはゲーム好きの男性なら間違いないと思いますが、女性の場合でもファッションやメイクのことなら暗記するまでもなく勝手に覚えますよね?この場合は実際に使うことも含まれるでしょうが、スポーツなどはどうでしょう?学生時代の部活動は意味がなかったと思いますか?

これらは一例ですが、その時々ですぐ目の前のことで役に立つことは、人はすぐに行動できるのですが、将来的に役に立ちそうなことや、役に立つかも、という可能性に備えた行動は、やらなくても良かったかもしれないと思う心理が働いて、実はなかなかやる気はおきません。

このように、オンライン英会話において目的や意味を見失うと憂鬱になってしまいますが、これを解消するコツは2つあります。

 

・誰かのために役立つことを考える。
・ワクワクする未来を想像する。

 

この2つが憂鬱を吹き飛ばすやる気のコツです。本来はオンライン英会話の目的を思い出すことで意味を見出せれば良いですが、それが難しい心理状態の方はこのポイントを意識してみましょう。オンライン英会話の目的についてしっかり見直しておきたい方は、先にこちらの記事をぜひご覧ください。

 

 

それでは憂鬱を解消する2つのポイントについて深堀りして解説します。

 

オンライン英会話の「勉強」に意味を感じる思考法

オンライン英会話の憂鬱を吹き飛ばすやる気のコツの1つは、それが自分だけでなく誰かのための役に立つかもしれないと考えることです

オンライン英会話が少し憂鬱に感じられる人は、勉強に意味を見出せていない学生と基本的には同じです。それでも楽しいからやっている時は問題ないと思いますが、成果を出すには勉強としての努力が必要になる場面はもちろんあります。

成果を出すための努力が必要な時は、その成果が何の役に立つのか分からないと、その努力自体がつらい、キツイ、憂鬱に感じられてしまうでしょう。そうなってくるとオンライン英会話は続かなくなります。オンライン英会話の目的が明確であれば良いですが、必ずしも全員が自分の目的を明確化しているとは限らないので、意味を見つけるのが難しい方もいます。

ところが目的が明確ではない状態でも、実は非常に単純なことでこれを変化させることができます。それは、もし自分が少しでも英会話ができるようになったら、それが誰かのため、友達のため、家族のため、社会のためになるだろうか?と考えることです。

これだけで、勉強の成果が大幅に上がりやる気も改善されます。将来役に立つかもしれないという長期的視野においては、自分が実際に使うかどうかは分からないという否定よりも、誰かのために役に立つかもしれないという肯定をすることができるのが、社会性のある人間の特徴であり、やる気を出すコツです。

 

憂鬱解消に未来の話、翻訳機ができても英会話の意味はあるの?

オンライン英会話の憂鬱を吹き飛ばすやる気のコツのもう1つは、単純にワクワクする未来の想像をすることです。遠い未来の目的のために地道な努力をするのは難しいですが、楽しいことを想像して楽しむための準備をしていくのは、憂鬱を解消しオンライン英会話そのものが楽しめるようになる方法です。

ここではワクワクする未来の例の1つとして、翻訳機が登場した未来を考えて、さらにそれでも英会話の意味はあるのかどうかについても解説していきます。

テクノロジーが進化し、翻訳機が登場すると英会話の需要はなくなるのではないか?と考える人は少なくないです。そしてそれは、英会話を勉強する意味がないんじゃないの?という疑問にもつながってきます。ですが、筆者の意見としてはその逆です。翻訳機が登場するなら、かえって英会話需要は伸びる可能性すらあります。

その理由は、英語がコミュニケーションツールだからです。まず、外国人の友達が欲しい場合などを考えると、翻訳機ありきの人と英語で話せる人ではやはりコミュニケーションの形態が違ってきます。また、映画やライブなどといったコンテンツを英語でダイレクトに楽しみたい場合、やはり翻訳を見ながら楽しむというのはそもそもの話として違うでしょう。

また、会社経営の社長の方などに多いですが、通訳をつけることができる立場の人ほど、通訳に頼らず自分で会話をしたいという欲求を持っています。翻訳機とは、将来全員が持つ可能性のある通訳なのですが、それができるとかえって、自分で話せるようになりたいという欲求が生まれやすくなる可能性がある、というのが筆者が考える需要増加のポイントです。

翻訳機の登場でコミュニケーションが広がり外国人と話す機会が増えれば増えるほど、自分で話したいという需要がより具体的な目標となって需要が上がると考えています。ですからテクノロジーが進化した楽しい未来を想像すると、今とりあえず英会話をやっておくことが、その未来を楽しむ上でかなり意味のあることと言えます。

 

憂鬱さが顔を出した時に試す2つの方法

ここまで見てきたように、誰かの役に立つことを想像したり、未来の話をしたりすると、いますぐ役に立つわけではないオンライン英会話だったとしても少し意味が生まれ、やってみようという気持ちが出てきて憂鬱さも解消できます。

これらのちょっとした考え方のコツで憂鬱解消ができればベターですが、さらに憂鬱な気持ちをコントロールして、オンライン英会話を継続するための具体的な行動をご紹介します。

 

・やる気を出すためにとりあえずやる
・やる気を出すために一切やらない

 

この両極端の2つの方法が、憂鬱という状態を解消しやる気を出す上で重要なポイントになってきますので解説していきます。

 

やる気を出すためにとりあえずやる

自分のオンライン英会話の目的が分からなくなり、何がしたいか分からない、やりたいことが分からずやる気も出ないという人がいます。ですがそれは根本的には間違いで、やってみないとやりたいかどうかは分からないしやる気も出ません。そして科学的には、やる気というのは実はやったら出てくるものなのです。

どうも乗り気じゃなかった仕事でも、とりあえず手をつけたら意外と集中して進んでいたり、全然やる気じゃなかったアルバイトに熱中したり、気が向かない飲み会やカラオケに付き合ったりしたら思いのほか楽しかったりなど、これらの経験は誰しも一度はあるでしょう。

これがやる気の基本的なメカニズムなので、とりあえずやってみるは重要なポイントです。オンライン英会話が憂鬱に感じられた時、やってみたらその日のレッスンは意外と楽しかったというのは、筆者の経験上たくさんあります。具体的な理由が見当たらない、何となく腰が重い時は、これが一番大事です。

この、とりあえずやってみるという行動のためには、自己肯定感が重要と言われいます。自己肯定感については、オンライン英会話の超初心者向けに書いたこちらの記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

とりあえずやる前に、他のやることを全て終わらせる

オンライン英会話に向き合うための憂鬱解消の細かい注意点として、まず人の脳には作業量の限界があります。ワーキングメモリと呼ばれる脳の作業容量が一杯になると人はやる気が出ず、行動が停止してしまうということを知っておきましょう

なので大事なことは、11つやるということ、そして11つを終わらせていくということです。オンライン英会話が憂鬱に感じてしまっている時、やることが多すぎてキャパオーバーしているという可能性がありますので、この点は注意しましょう。

日常生活でもオンライン英会話でも、やることは1つに絞るのが大事です。これは英語学習の目標を決める時の鉄則中の鉄則として、こちらの記事の中でもご紹介していますので、ぜひ目標を決める参考にしてください。

 

 

オンライン英会話で憂鬱になりそうな人特には、意識的にやることを1つに絞っていきましょう。

 

どうしても憂鬱な時は一切やらないのも1つの手段

一切やらないというのは基本的に最終手段ですが、憂鬱さの理由に疲労が考えられる場合は1つの方法です。基本的に健康でないと、勉強などまずできません。オンライン英会話の勉強が憂鬱になりかけている人は、まず寝ることが大事かもしれません。

睡眠については近年色々と研究されていて奥が深いのですが、基本的には十分な睡眠をとっている人ほど勉強もうまくいきます。休んでいないと次の行動はどうしても大変になってしまいます。

この一切やらないという方法を、憂鬱を解消してオンライン英会話のやる気を戻すリフレッシュとして使うためには、2〜3日でも1週間でも期間を設定して、まず少しだけ離れてみるのが良いでしょう。

健康を害する勉強の仕方はそもそもアウトですので、こういう手段がちゃんと考慮しておくのが大事です。休むと勉強をサボっているように感じて罪悪感を持ってしまう人もいるかもしれませんが、サボり方にも上手い下手があります。こちらの記事で、自分で上手くサボるチートデイを英語の学習計画に入れて、まったく勉強しない日を設定する方法について解説していますので参考にしてください。

 

 

一切やらないの前に、目が疲れていないかチェックする

憂鬱さの原因が披露の時の細かいチェックポイントとして、目の疲労を確認しましょう。疲れ自体がやる気を奪いますが、特にやる気が減退するのは目が疲れている場合です。

この点でスマホなどの使いすぎは注意が必要になります。現代の日本では目を休ませるように気を付けていないと、普通に生活していたら勝手に目が疲れるような環境になってしまっており、その目の疲れはやる気減退に直結しますのでお気を付けください。目の健康はやる気に直結すると覚えておきましょう。

 

憂鬱さを解消するわずかなポイント、男女で違うやる気のコツ

ここまで考え方と疲労などの健康面でちょっとしたことで憂鬱さを解消するポイントを解説しました。最後に、オンライン英会話が憂鬱になる理由で、男女で全く異なるやる気減退の地雷ポイントを解説します

特に家の中でやることが多いオンライン英会話において、時間や場所、タイミング、やり方などが選べないと憂鬱になりやすいので、そのポイントを解説します。

 

女性は場所とタイミングの自由が大事

オンライン英会話を受講する人が女性である場合、心理学的にこだわったほうが良いポイントはどこでやるかという場所と、いつやるかというタイミングです。この2つを自由に選べると、女性の場合は比較的やる気が続きやすく、憂鬱が解消されやすいです。

女性のやる気がなくなるのは、ここでやれと場所を固定される時と、今やれとタイミングを指定される時です。この2つが憂鬱にさせるということを周りの人が知っていると、女性の受講生の方はかなり憂鬱さが解消されると言われています。好きな時に好きな場所で、これが女性がやる気になれるポイントです。

女性は内容や進行ペースなどは自分にあったものを誰かプロの人や先生からセレクトしてもらって、レッスンの場所とタイミングは自分で決めるとやる気が湧いてきます。

 

男性は目標と計画の主導権とコントロールが大事

オンライン英会話を受講する人が男性である場合、心理学的にこだわったほうが良いポイントはどうやってやるかとどれくらいのペースでやるかです。

男性の場合は決められた場所で決められた時間にやるのはさほど苦ではないですが、どういうやり方でレッスンが進んでいくのかや、進行速度がどれくらいで進んでいくかをコントロールしたい、主導権が欲しいという気持ちがあります。

周りの人がこれを理解して、男性の場合は目的や計画、目標設定や目標達成のペースなどを決めさせてあげるとやる気が出ます。逆にこの内容をこのペースでやって、何ヶ月で何を達成します、などと決められると、それはやりたくない、憂鬱だと思ってしまいます。逆に女性の場合は、この内容をこういうペースでやりますというのはあまり気にしない傾向のようです。

というわけで男性の場合は、何曜日の何時にどこでやるかは家族に指定されたり仕事の都合上決まってしまってもさほど気にせず、どういう内容をどういう計画で進めていくかはなるべく本人に決めてもらうほうがやる気が湧いてきます。

もし憂鬱さを感じている方は、このようなことを少しだけ周囲の人に相談し、どこを他の人に預けてどこを自分で決めるかを変えるだけでも、物事への向き合う気持ちが断然変わってきますのでぜひ取り入れてみてください。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

やる気というのは変化しやすいもので、憂鬱と感じてもすぐに変化することもありますし、今は楽しくても油断は禁物です。うまくコントロールできるように実践してみてください。

それではまとめます。

 

オンライン英会話の「勉強」が憂鬱な理由

・意味を感じられない「勉強」は誰にとっても憂鬱。
・誰かのために意味があるかもしれない、と思うと憂鬱は解消されやる気が出てくる。
・ワクワクする楽しい未来の話は基本的に憂鬱解消につながる。

 

憂鬱さを感じる時に試す2つの方法

・とりあえずやってみる。やる気はやれば出てくる。ワーキングメモリがいっぱいだとやる気が出ないので、目標は1つに絞りしっかり終わらせていく。
・疲れている時はやる気が出ないので、やらないことも大事。特に目が疲れている時はやる気がなくなるので注意。

 

憂鬱さを解消するポイント、男女で違うやる気のコツ

・女性は場所とタイミングを選べないと憂鬱なので自由にする。
・男性はやり方とペースをコントロールできないと憂鬱なので自由にする。

 

オンライン英会話に憂鬱さを感じるのは、心の中ではやったほうが良いと感じているサインでもあります。ここでご紹介したコツを実践して、前向きに取り組めるように整えていきましょう。

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