【初心者向け】オンライン英会話で伸びる文法講座【⑦助動詞】

こんにちは!English24(イングリッシュ24)です。

オンライン英会話でアウトプットの質を高めるために、最低限のインプットとして基礎の英文法を学習していきましょう

第7回は助動詞について解説します。助動詞は日常英会話そのものと言っても過言ではありません。特にwillやcanの本質がしっかり理解できれば、単純に現在や過去の文章だけでは言えなかったことが言えるようになります。

would や could を使うと敬語の丁寧語になることや、法助動詞 Modal verbs(モーダルバーブ)と呼ばれるこれらの特殊な助動詞が、本質的にどういうルールでどういう役割を果たすものなのか、このあたりについて解説します。

💡この記事で分かること

・助動詞を使う意味
・法助動詞の種類とそれぞれのコアイメージ
・法助動詞の基本的なルール

この記事を書いている筆者は、フィリピン在住5年、語学学校勤務3年の英会話講師兼アドバイザーです。数百人の留学生やオンライン英会話の受講生の指導をさせていただきながら、彼らと向き合ってきた中で得た知識と経験を元に、最新の科学論文に基づいた根拠を交えてお伝えします。

 

【学習目的】助動詞は何に使うの?

結論、助動詞を使うことで、主観的な自分の意見を言うことができるようになります。これについては、順を追って助動詞の全体像から全て解説します。

 

初心者向け学習のポイント①
助動詞を使うことで、主観的な自分意見を言うことができる。

 

助動詞とは英語でAuxiliary verbと言います。一般的に助動詞といえばwillやcanなどが思い浮かべられます。ですが、助動詞という言い方をした場合には扱う範囲がとても広く、現在形の疑問文などで登場するDoやDoes、現在進行形を作る時のBe動詞、現在完了形を作るときのHaveなども含まれます。

助動詞はこのように、時制の変化を示す時に使われる他にも、特殊で重要な役割を担っているものがあります。助動詞を使わないと言うことができない内容があり、それは日常の会話ではかなり使うことになるものです。

 

法助動詞 Modal Verbs(モーダルバーブ)とは?

助動詞の中でも、法助動詞という名前が付けられて区別されているものがあります。英語で言うとModal Verbs(モーダルバーブ)です。これらは、その使われ方や特殊なルールなどもあるために区別されています。

昔習った中学英文法において、wouldやcouldを使うと丁寧になる、という話を聞いたことがある人は多いでしょう。それが実際どういうことだったのか?なんでそういうことになるのか?という疑問を持った人は多いかもしれませんが、日本に住んでいる日本人の英語の先生の場合、先生であっても法助動詞の本質はなかなか理解しきれない部分があります。

まずは、わざわざ他とは別にして区別されている法助動詞というものがあるのだということを知っていきましょう。

 

初心者向け学習のポイント②
助動詞の中には、法助動詞Modal Verbs(モーダルバーブ)と呼ばれる特殊なものがある。

 

意志は英語でなんと言いますか?

意志という言葉は英語ではなんと言うでしょうか?意志は英語で、willと言います。最近はビジネスや自己啓発のような場において意志力という言葉が登場し、それは英語ではwill power(ウィルパワー)と言いますので、これは聞いたことがあるという人も比較的多いかもしれません。

しかし、willって未来形を言う時のやつだよね?それがなんで意志って意味になったりするの?と意味がつながらず、あー英文法って分からない、嫌い、となってしまう人もいます。

どちらかと言えば、willという言葉の本質的な意味は意志であり、意志だからこそ未来形に使われるようになっていく、という順番のほうが自然ですし納得しやすいです。まずはwill=意志という意味については覚えておきましょう。

 

初心者向け学習のポイント③
法助動詞の1つであるwillには意志という意味がある。

 

法助動詞を使うと主観的な自分の意見を言うことができる

さて、助動詞という大枠の中には法助動詞という特別なものがあり、その中の代表例と言えるwillに意志という意味があることが分かりました。

このwillを使って未来を表す文章を作ることができるようになります。他にも、様々な特殊な意味の法助動詞が登場し、それを使った言い方も色々出てきますが、法助動詞とは一体何なのかというと、実はこれらが主観的な自分の意志を表明する道具なのです。

英文法の学習においては、文法とは基本的に語順の問題であるため、まずは文型で型を覚えてから、順番を入れ替えることによって疑問や否定の意味を作り出すことを最初に教えられます。次に、その基本形に大枠の助動詞の概念が足されて、現在進行形や現在完了形などの時制の違いが分かるようになります。

そして次は、続いて登場するこの法助動詞の学習に入っていくことになります。では法助動詞にはどんな意味があるかと言うと、法助動詞=自分の意志表明に他なりません。助動詞を使わない普通の文章を話していると、どこか書き言葉っぽい、小学生の日記のような、報告事項を箇条書きしているような感覚になってきます。

 

I go to school.:学校に行きます。
I meet my friends.:友達に会います。
I am happy.:私は嬉しいです(幸せです)。

 

このような文章ですね。こんな話し方を普段の会話でするでしょうか?現在形も過去形も、進行形や完了形もそうですが、基本的に助動詞を使わない文章としいうのは、その役割は事実報告になります。ひたすら事実を言っていて、自分がどう思っているか、あなたはどう思っているか、などのニュアンスは入ってきません。こういう説明をすると、

 

What do you think?:どう思います(考えます)か?
What do you want?:何が欲しいですか?

 

このような現在形の文章は意志を聞いているのではないか?と思う人もいるかもしれません。もちろんそういうニュアンスもゼロというわけではないですが、ここで問われている思うや、欲しい、の内容なども、全て事実であるということが前提なのが英語です。

事実とは言い換えるならば客観的であるとも言えます。裏を返せば、法助動詞を用いた文章は全て主観的です。客観的な事実を述べたいのか、自分の主観的な意見を言いたいのか、というのは英語の世界でははっきりと分かれており、それらの違いを明確にしているのが法助動詞の役割なのです。

 

What do you think?
What will you think?

 

現在形で聞かれたら、その考えている内容は事実であって、客観的に見て誰がどう考えても同じ事実です。ですが、willで質問しwillで答える時、それは事実かどうかは分からないけれども、あなたはそう思っている、というあなたの意見になるのです。

 

Will you go?:あなたは行くつもりですか?
I will go.:私は行くつもりです。

 

このように、聞かれているのは意志です。行こうと思っているかどうかです。行こうと思っているという時、実際には行くことになるのか、それとも結果行かないということになるのか、まだ事実としてはどっちなのか分かりません。確定していないのです。それが意志です。

そして、こういう意志表明というのは、よくよく考えてみれば、未来の時制を表すことになるよね、というだけの話なのです。すべての法助動詞にはこの考え方が適用されます。

 

I can speak English.:私は英語が話せます。

 

こう言った時、他の人から客観的にみて、事実として話せているかどうかは関係ありません。これを言ったその人が「私は英語が話せます(と私は思っている)」という意味です。法助動詞を使った文章はすべて、あくまでその人の意見なのです。これは、全ての法助動詞の根底にある共通の概念です。

 

初心者向け学習のポイント④
助動詞の一種である法助動詞こそが、自分の意志を表明するための道具である。事実であるかどうかは分からないが、本人がそう思っているという意志を言うことができる。

 

法助動詞の種類と本質的な意味

法助動詞というものがあり、それは主観的な発言、自分の意志表明、意見を言うことができると分かりました。これは全ての法助動詞に共通しているルールです。だからこそ、わざわざ法助動詞という文法用語までつけて分類しているのです。なので、この説明がないと、これをいつ、どういうシチュエーションで使えばいいのかは分かりませんので、この点は確実に、真っ先におさえてください。

その上で、法助動詞には種類があり、11つ異なるコアイメージがあり、そこから派生する別の意味まで細分化されていきます。ここではまず法助動詞の種類と、それぞれのコアイメージについて解説していきます。

 

法助動詞の種類

法助動詞には以下の種類があります。

 

will/would
shall/should
can/could
may/might
must

 

基本的に、左に現在形、右に過去形を表記してあり、mustには過去形がありません。こう説明するとと、例えばshouldは「〜すべき」という意味みで現在ですよね?といった疑問が出てきたりします。ここが法助動詞のポイントです。

後述しますが、文法的な分類上は現在形と過去形がありますが、法助動詞の過去形は現在の会話の中でも普通に使われます。その特殊性があるからこそ、法助動詞という分類をしていちいち別で勉強することになるわけです。

また、文法というのは絶対的なルールではなく変化します。日本人の初心者の方が特に、文法的な間違いを恐るという傾向があるようですが、それは文法に対する考え方が逆です。文法が正しい英語を作るのではなく、実際に話されている英語ををまとめてみたら文法ができたというだけのことです。

なので、文法は我々が使いこなす道具であって、我々のほうが文法に合わせてスピーキングをするわけではありません。もちろん、大多数の人が使っている英文法はありますが、それは文法に自分を合わせるのではなく、みんなと自分が協調するために文法を使うというだけです。文法に自分を合わせるのではなく、みんなが分かるようにするためのに共通の文法を学んで使うのです。

そして、もしみんなが使わなくなった文法であれば文法項目からなくなりますし、新しい言葉が生まれれば新しい文法も生まれます。mustはその昔過去形で別に現在形が存在していましたが、誰も現在形を使わなくなったのでその言葉はなくなり、mustが現在形として扱われるようになった経緯があります。

今現在話されている英語で言えば、shouldはほぼ現在形と化しており、shallを日常の会話で使う人はほとんどいません。そういった現実の、実際に即した英会話というものが見えている方が、それこそ日本人の英語学習者の方が本当に気にしたい英文法だと思われますので、実際の会話から文法を導き出す側の視点に立つようにしましょう。

 

初心者向け学習のポイント⑤
法助動詞には種類があり、それぞれに現在形と過去形があるが、過去形とされるものが現在の文脈で頻繁に使われる。

 

各法助動詞が持つコアイメージ

続いて、それぞれの法助動詞がその根底に持っているコアイメージについて解説します。「推量のcan」とか、「mayの、かもしれない、は確率でいうと30%」といったような解説などもたくさんありますが、それより何より、まず法助動詞は根底の意味を理解したほうが、それをいつ使えば良いのかが分かります。それではみていきましょう。

 

willのコアイメージ:自分の意志
shallのコアイメージ:神の意志
canのコアイメージ:能力
mayのコアイメージ:権力
mustのコアイメージ:義務

 

それぞれのコアイメージはこの通りです。1つ1つ詳しく見ていきます。

 

初心者向け学習のポイント⑥
法助動詞にはたくさんの派生した意味があるが、まずはそれぞれのワードのコアイメージを掴んでおくことが大事。

 

willのコアイメージ

willについてはすでに書いていますが、コアイメージは「自分の意志」です。自分がどう思っているのか、どうしたいのか、といったことは、このwillを使うことで言い表すことができます。実際にフィリピンに住んでいる筆者ももちろんそうですが、頭の中では「自分がこうしたい、こうだと思う」といったニュアンスとwillが直結しており、いわゆる未来形として教えられる「〜だろう」のような感覚はあまりありません。

 

shallのコアイメージ

続いてshallですが、これはwillと同じ意志なのですが、誰の意志かというと自分ではなく神様の意志ということになります。英語は基本的にはキリスト教圏で母国語として使われる言語であり、非常に密接な結びつきがあります。

Shallというと、神様の意志に沿う感覚が強く、非常に正しい、真っ直ぐなイメージになると同時に、厳格で神聖で重々しい雰囲気も含みます。だからこそ、日常の会話では滅多にshallは言わないのです。

ですが、shallが実際の現場で大量に使われる場面が2つあります。1つは教会、もう1つは法廷です。教会では基本的に神の教えを説きます。

 

Ask, and it shall be given you.
「求めよ。そうすれば、与えられる。」

 

このように聖書の記述などではshallが頻繁に出てくることになります。教会で日曜日にお祈りなどをする時も、「〜shall〜〜」のようなことをよく言っています。

また、法廷などは嘘をつかないように神に誓ったり、法律などのルールや契約なども、基本的に神の教えに従っていることになりますので、shallをよく使います。人に上下はないわけですが、英語の世界では人は神の元に平等であり、神の元に法律が存在する、という考え方がshallのコアイメージです。

 

canのコアイメージ

canはシンプルに能力です。canで注意したいのは、「〜できる」という能力なのですが、その人がそう思っているだけ、という主観的な意味だということが、canの根底にもあるということです。canと言ったからといって、絶対的な能力としてその通りできるというわけではありません。

 

mayのコアイメージ

mayのコアイメージは権力です。過去形になっているmightには力という意味があります。オールマイティーという言葉はすでにカタカナで日本語化していると思いますが、その根底には全知全能の力、権力というものを意味しているのです。この権力というものんい対して自分が敬う気持ちを持つようになると、そこに敬語的なニュアンスが入ってくるようになります。

 

May I help you?

 

こう尋ねる時、権力を持っているのは相手(お客様)です。自分は助けたいと思っている(意志表明)のですが、助けても良いですか(決定権=権力はあなたにあります)?という意味になります。だから、mayを使うと自分がへりくだることになり、日本語で言うところの謙譲語の意味になるのです。

 

mustのコアイメージ

mustのコアイメージはシンプルに義務です。ここもcanと同じく注意が必要で、義務といっても、その人が義務を負っていると思っているだけのことであって、現実に義務があるのかどうかは分かりません。あるかもしれないし、ないかもしれません。ただ、そのmustを使った本人は義務だと思っているだけです。

 

法助動詞に共通の基本的なルール

ここまで、法助動詞というものがあり、それは主観的な自分の意志表明に使うこと、またその種類とコアイメージをを説明してきました。

他にも、法助動詞は特有のルールがいくつかありますので、それらを説明していきます。法助動詞は敬語にあたる使い方ができるのでマスターしたい人が多い反面、ここまで学習していきた文法の基本ルールを覆す特殊ルールが出てくるのでなかなか苦戦してしまう人も多いです。ですが、これが完璧に理解できる頃には、晴れて英語中級者と言えるようになってきますので頑張っていきましょう。

 

法助動詞の後ろは動詞の原型

まず基本的な形のルールですが、法助動詞の文章を作る時には、法助動詞の後ろにくる動詞の形は原型になります。現在形ではなく原型ですね。なので、Be動詞で言えばBeを使うことになります。このルールはシンプルにこれだけなので、ここまでの基本的な文法が理解できていれば特に問題にはなりません。

 

初心者向け学習のポイント⑦
法助動詞の後ろにくる形は動詞の原型である。

 

法助動詞の過去形を現在の文脈で使うと丁寧になる

これが法助動詞が特殊なのところなのですが、法助動詞というのは文法の分類上は現在形や過去形という形が存在していて、実際に時制に合わせて変化します。ですが、法助動詞は時制の区分けが曖昧なところがあり、どの法助動詞も現在の文脈の中に登場する可能性があります。

 

Could you help me?:助けていただけますか?
I would like to go.:行きたいです(行こうと思ってます)。

 

Could も wouldも分類上は過去形なのですが、このように現在の意味で使われることが非常に多いです。そして現在の文脈の中で使われた時、それは敬語の丁寧語の意味になります。このあたりは日常英会話に触れる量が増えれば、自然と直感的に分かるようになる部分ではありますが、特に初対面の人との会話でよく使われます。

基本的には、第2言語として英語を話している人が敬語表現を使わなかったとしても、それを大きな問題にされることはほとんどないでしょう。重要になるのは主にビジネスシーンなので、特に接客などに携わりたい人は理解したほうが良いポイントです。

ちなみに、なぜこのようになる丁寧になるのかについてはすでに過去の文法講座で解説していますが、日本人の感覚では相手に対して距離を取ることで初対面での丁寧を表しますが、英語では距離ではなく時差を使って丁寧を表現するからです。現在なのに意図的に過去形を使うということが、日本語でいう「です、ます」の語尾をつけるような感覚であるということです。

 

初心者向け学習のポイント⑧
法助動詞が現在の文脈で使われる時、それは丁寧語になる。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

まず助動詞と法助動詞が違うということ、法助動詞とわざわざ分かれているのには大きな理由があることを理解しましょう。

それではまとめます。

 

法助動詞の種類

will/would
shall/should
can/could
may/might
must

 

法助動詞のコアイメージ

willのコアイメージ:自分の意志
shallのコアイメージ:神の意志
canのコアイメージ:能力
mayのコアイメージ:権力
mustのコアイメージ:義務

 

初心者向け学習のポイント

①助動詞を使うことで、主観的な自分意見を言うことができる。

②助動詞の中には、法助動詞Modal Verbs(モーダルバーブ)と呼ばれる特殊なものがある。

③法助動詞の1つであるwillには意志という意味がある。

④助動詞の一種である法助動詞こそが、自分の意志を表明するための道具である。事実であるかどうかは分からないが、本人がそう思っているという意志を言うことができる。

⑤法助動詞には種類があり、それぞれに現在形と過去形があるが、過去形とされるものが現在の文脈で頻繁に使われる。

⑥法助動詞にはたくさんの派生した意味があるが、まずはそれぞれのワードのコアイメージを掴んでおくことが大事。

⑦法助動詞の後ろにくる形は動詞の原型である。

⑧法助動詞が現在の文脈で使われる時、それは丁寧語になる。

 

初心者向けの文法講座については、全8回の記事を以下にまとめておきます。

 

 

短い時間でやり切ってしまえる内容ですので、これから徐々に英会話のレベルを上げていきたい方はぜひご覧ください。

コメント

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