こんにちは!あなたの今すぐをかなえるイングリッシュ24です。
英語の基礎が完成するまでにはある程度の道のりが必要になります。その中には必ず「自習」しなければならないような項目も存在します。英語学習の効率化を図る上では、レッスンでやること、隙間時間にやること、寝る前にやること、朝起きたらやること、といったように時間をうまく使いながらスモールゴールを積み重ねていくのが良いでしょう。レッスン外の場面では、講師を頼らずに自力での学習もしていくことになりますが、イングリッシュ24ではそのような学習の自走のためのアドバイスも行っています。そこで今回は、特に重要なテキスト選びについてポイントを解説しつつ、オススメのテキストをご紹介します。
テキスト選び、3つのポイント
英語学習のためのテキストは星の数ほどありますので、特に初心者の方の場合はどのテキストが良いのか分からずに迷ってしまうことも多いと思います。レベルにあったテキストを選ぶことが非常に重要ですが、さらに目的やトレーニング内容などに応じて細かく理解しないと、なかなか最適な1冊を選び出すことは難しいでしょう。
イングリッシュ24の受講生の方は、もちろんレッスンと並行して学習していくわけですから、オンライン英会話と各テキストを熟知しているイングリッシュ24の日本人講師が推薦するテキストをぜひ確認してみてください。
今回テキストを選ぶにあたって、以下の3つのポイントを重視しました。
2. 短文暗唱
3. 実績・再現性
まずは各ポイントがどのようなものかを解説しておきます。
続けやすさ
英語学習の肝は学習の継続にあります。多くの学習者が途中で投げ出してしまったりしますので、初心者向けのテキストにおいては続けやすさが非常に大事になってきます。続けやすさとは、楽しさ、見た目や音での直感的な分かりやすさ、比較的短期間のうちに最後までやり通せるボリューム、といった点を考慮すべきです。
専門用語が多く理解が難しい学術的な本よりは、イラストや付属の音源などで楽しく感覚的に学べる方が進めやすいでしょうし、分厚い本に文字がびっしり書いてあったら、ほとんどの方は最後まで読むこともないでしょうからボリュームが多すぎないこともとても大切です。
短文暗唱
これはトレーニング的な側面から見たポイントです。初心者向けには、長文よりも短文、それもなるべく簡単な短文のパターンを連鎖的に学べるような内容が望ましいです。ほとんどのテキストは、1回最後まで読んだらオッケー、ということはありません。繰り返し繰り返しトレーニングすることが前提で書かれていますし、トレーニング内容としては短文暗唱に相当するものが有効です。難しい内容ではなく、中学レベルの短文が瞬発力を伴って、スラスラ口をついて出てくる状況につながりやすい本が初心者向けとしてオススメです。
実績・再現性
過去にそのテキストを使って、実際に英語の基礎固めができた人がいるということ、それがしかも、1人ではなくなるべく沢山の人が使ってその効果が認められ、かつ幅広い学習者の間でその再現性も認められていることはとても重要です。誰かがオススメしていても必ずしも自分に効果があるとは限りません。今のあなたに効果があるかどうかが重要なのです。
この意味では、単純にAmazonのようなサイトで売れていてかつ高評価であれば、一定レベル以上の効果は見込めると考えて間違いありません。逆に、何か魔法のような、奇跡のような、知る人ぞ知る、といった謳い文句で、探してもほとんど評判が分からず、あまり一般的な評価が出ていないような教材やテキストは、良し悪しの判断がつかない初心者の方は避けた方が良いでしょう。
中学英語からやり直すためのオススメのテキストはこれ!
ここでオススメしている書籍は、筆者が数百人の留学生やオンライン英会話受講生にオススメしてきて、その効果と再現性が高いと分かっているものばかりです。値段的に高いものはなく、かつ比較的すぐに見つけられて入手もしやすいので、すぐに学習に取り入れることができるのもオススメのポイントです。では、学習項目別にオススメの1冊をみていきましょう。
オススメ単語帳–キクタン【中学英単語】高校入試レベル–
単語帳はレベルや目的に応じてオススメが色々ありますが、特にゼロレベルに近い初心者の方が1冊だけマスターする単語帳と考えると、この赤い表紙のキクタンがオススメです。この本は中学レベルの基礎的な単語を網羅し、収録語数は896ワードとそこまで多いわけでもなく、数週間のサイクルで2周3周と繰り返すには非常に良いボリュームとなっています。ぶつ切りの単語だけではなく例文をしっかりと覚えていきましょう。
付属の音源が独特で楽しいという評価もあり、続けやすさ、ボリューム、短文(例文)、効果とその再現性も非常に高い1冊と言えます。
オススメ文法書–中学3年間の英語を10時間で復習する本–
この本は、中学3年間の学習内容のポイントを10時間で復習できるように内容を凝縮した本です。文法書というと少し違うかもしれませんが、中学英文法と呼ばれるものをサッと復習して思い出す作業をしておき、オンラインでの英会話レッスンと並行して実際に会話で使ってみながら理解を深めつつ進めていきたい方には非常にオススメできる1冊です。
3年間の学習ポイントを10時間にしているわけですから、深掘りしすぎず必要最低限の知識を頭に入れ直したい方や、もちろん単純に時間があまりない方にもオススメできます。
オススメ短文暗唱–どんどん話すための瞬間英作文–
もしかしたらすでに持っている方もいらっしゃるかもしれません。短文暗唱トレーニングのための基本の1冊、名著「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」です。
瞬間英作文というトレーニングについては賛否両論あります。瞬間英作文を批判する論点は大きく分けて2つ、日本語→英語というトレーニングですが、日本語を使うことがナンセンスという意見と、やったけど効果がないという意見です。
筆者は、その効果については少なくとも初心者の方には非常に大きいと思います。以前にこちらの英会話初心者を抜け出す方法でも書きましたが、英語を英語で……というのは間違いなく大事ではあるものの、初心者の方がいきなり全てを英語オンリーでというのはどうしてもできない方はできないものです。むしろ科学的には、学習の初期段階においては母国語を活用するほうが良いとさえ言われています。
また、やったけど効果がないという意見もチラホラ散見されますが、そういった方の大半はやり込み不足と考えられます。この本はサイクル回しをするのが前提で書かれていて、ちょっとやったくらいではその真価を発揮することはできません。短文暗唱というカテゴリーの名の通り、暗記しようとするまでもなく自然と暗記してしまうほどの回数を経て効果が出てきます。
イラストや1ページあたりの文章の量、構成、学習の進めやすさなど多くの面でよくできていますし、トレーニングの効果は初心者の方であれば間違いなく実感できると思います。
オススメフレーズ・パターン学習–たったの72パターンでこんなに話せる英会話 –
コンパクトな1冊でカバンに入れて持ち歩くには使い勝手の良い1冊です。72パターンと題されていますが、収録されている例文は790あります。何を隠そう、まだ英会話初心者だった筆者が初めてフィリピンに渡るときに学習した1冊でもあります。人によっては物足りないという評価もあるようですが、初心者にオススメするには非常に適していると思います
フレーズやパターンの暗記は意味がない、と考える方もいらっしゃいまして、実際のところそれだけで十分な英会話力が身につくかと言われればそうではありませんが、学習開始の初期段階においては一定量の例文をパターン別に整理して暗唱するのは十分に効果があります。その手助けとして、最初にマスターしておくと良い内容が詰まった1冊ですので、本当にゼロレベルの方であれば特にオススメの1冊です。
まとめ
英語学習の基礎の完成までには一定の道のりがあり、スモールゴールに分けて進めていくというのがイングリッシュ24のコンセプトです。その中には必ずしもレッスンだけではできない自習の部分が出てきます。初心者の方は特に、隙間時間などをうまく活用して一定の短文を暗唱できるようにしておくと、後に一気に英語力アップが実感できるブレイクスルーまで辿り着ける可能性が高くなります。
継続しやすさ・短文構成・効果の再現性の高さを基準として初心者向けのテキストを選定してみましたので、ぜひ必要に応じて自習の参考にしてみてください。
コメント
[…] もし、音読をしていて全然意味が頭に入ってこないとしたら、その状態で音読し続けるのはあまり効率が良くないです。その場合はいったんスラッシュリーディングに戻って再度練習するか、テキストのレベルが合っていない可能性も考慮して、音読をする教材を選ぶことも重要になります。初心者向けの教材については以前にこちらの初心者必見!中学英からやりなおすためのテキスト4選でご紹介していますので、参考にしてみてください。 […]
[…] 記憶に関して言えばさらに効果を高める方法がありますが、その中でも非常に単純で取り入れやすい方法の1つがいつもより大きな声を出して音読することです。通常の声と大きな声、2種類の音読では大きな声のほうがより記憶に定着するということが分かっています。もっと効果的な方法として、歌うという方法があります。歌ってリズムにのせていくことで、より一層記憶を助けてくれるという実験データが出ているのです。リズムで覚える単語といえば、初心者必見!中学英語からやりなおすためのテキスト4選こちらの記事でご紹介したキクタンなどはまさにそのものですから、圧倒的に記憶できるのでオススメです。 […]
[…] 結論、これはできます。語彙数としては約1,000ワードで、かなり日常の会話ができるようになっていきます。中学英語の単語というのは、どのテキストでも似たような単語リストになりますが、それはやはり、その中核となる重要な単語というのがある程度決まってくるからだと言えます。もし単語帳などで初心者向けのテキストを知りたい方はこちらの記事、初心者必見!中学英語からやりなおすためのテキスト4選を参考にしてください。こちらで紹介したキクタンなどは、まさに中学レベルの英語で約1,000ワードをマスターすることができます。 […]